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最近よく見る話題の「再生医療」。美容との関係について

2020.02.21

再生医療

こんにちは、今回は「再生医療」についてご紹介をしたいと思います。近年ニュースでよく見かけるこのキーワード、いまさら人に聞くのも少し恥ずかしいし、すごく先進的なことはわかるけど、iPS細胞とか、ノーベル賞とかそういう類の話はあまり身近じゃないからいいかなと思ってはいませんか?

頬に指を添える女性

確かに、この先進的な「再生医療」の分野は、医療業界では注目されていて多くの可能性が期待されている分野です。そして、実は、身近になりつつあるのです。この記事を読まれている方は「美容」についてご関心があると思いますが、実は再生医療と美容医療は密接にかかわっているのはご存知でしょうか?ということで今回は再生医療についての概要と、どのように私たちの「美」に関わっているのか詳しく説明していきたいと思います。

1.再生医療とは?
2.再生医療でできることとは?
3.細胞とは?
4.幹細胞とは?
5.幹細胞を用いた治療とは?
6.まとめ

再生医療とは?

再生医療というと、どのようなイメージを持ちますか?なにやら、「傷ついたもの」が再生するというようなイメージを持ったことはないでしょうか?簡単に申し上げれば、その通りなのです。日本再生医療学会というこの分野の学会では、再生医療を下記のように定義しています。

「再生医療」とは、機能障害や機能不全に陥った生体組織・臓器に対して、細胞を積極的に利用して、その機能の再生をはかるものであります。」
出典:https://www.jsrm.jp/whoweare/prospectus/ 一般社団法人日本再生医療学会公式HP

簡単に説明すると、例えば肝臓を悪くしてしまって移植という治療方法が有効な場合に、肝臓を細胞から新しく作ってしまおう!そうしたら治るよね!という発想・医学的な研究や臨床技術なのです。今までの病気に対するアプローチは薬or手術という大きな二つの選択肢がありましたが、今は選択肢に「細胞」を利用して機能再生をしようというものがあるということです。ただ、細胞にはいろいろな種類があって、こちらもだいぶ簡単に話しますと、道徳的な問題も孕んでいたりするわけですが、例えば、受精した卵子からつくられるES細胞。この細胞は驚きの能力を持っています。つまり、どんな細胞にも分化できる(以下便宜的に「なれる」と表現します)細胞なのです。心臓にも、肝臓にも、髪の毛にも、皮膚にだってなれる細胞です。それもそのはず、これは元々そのまま行けば赤ちゃん、つまり人間になる予定だった細胞です。これを利用するのはいかがなものだろう、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ES細胞に対して、iPS細胞であれば受精卵を使用せず、ほかの細胞に遺伝子操作を加えることによってできます。それもES細胞と同等の力を持つとなると、それはノーベル賞も頷けますよね?そして、その他にも成体幹細胞という細胞もあります。これは例えば患者(成体)の細胞を使用した細胞です。ES細胞やiPS細胞とは異なり、何にでもなれるわけではありませんが、様々な組織になることが可能です。

再生医療でできることとは?

上記を読んでいただけたらなんとなくお分かりになるとおもいますが、つまり、細胞の分化する能力を活かして、傷ついた組織を修復しようというのが再生医療なのです。例えば、心臓の病気で心機能が低下してきたら、新しい心臓を。年を重ねるにつれて肺活量が落ちてきたら新しい肺を。お酒を飲みすぎて肝臓が悲鳴を上げたら新しい肝臓を。糖尿気味で腎臓が危なくなってきたら新しい腎臓を。こういったことを実現する可能性を秘めているのが再生医療なのです。お酒を飲みすぎたらなど、我慢や努力によって防げることもあります。ただ、どうしようもないことも沢山ありますよね。心筋梗塞や心筋症などを患ってしまったら心筋細胞で再生する、糖尿病になってしまったらインシュリンをつくるインシュリン産生細胞で治療を目指す等、とても人類にとって有益な医療技術であることはお分かりいただけたのではないかと思います。あくまでも研究段階で臨床応用はこれからの技術も沢山ありますが、とても「夢」のある医療分野であることは間違いないでしょう。

細胞とは?

細胞

さて、散々細胞の話をしておいてからで恐縮ですが、そもそも細胞とはなんでしょうか?簡単におさらいをすると、体を構成する最小単位の組織が細胞です。そしてその数、実に約60兆個といわれています。そして私たちの体は約270種類の細胞でできています。美容で話しすると、お肌の細胞、髪の毛の細胞、軟骨の細胞・・・数えきれないほどありますよね?

元々は精子と卵子から始まって、270種類にも分かれて60兆個にも増えるってすごいことですよね。これらの細胞は、お肌の場合だと例えば約1カ月で入れ替わり(死んで新しい細胞が生まれる)、骨などは5か月等といわれています。もちろん、加齢や環境によっても左右されることではありますが、要するに細胞の種類や役割によって死んだり、新しく生まれたりする速度が変わるという事です。

幹細胞とは?

さて、細胞には約270も種類があり、それらすべては1つの受精卵から始まっているということを先ほどお伝えしました。木の幹と枝を想像してほしいのですが、木は幹から太い枝に分かれていき、そこからさらに細かい枝に分かれていきますよね?受精卵から270種類に分化していくときに同じような原理で分かれていきます。例えば軟骨と骨って似ていますよね。こういう場合は同じ枝から来ています。そして、例えば筋肉と靭帯。これらも似ていますよね。骨と軟骨、筋肉と靭帯。これらは親戚のようなイメージで、同じ幹から来ているのです。つまり、いろいろな種類に枝分かれする前の幹の部分にあるのが、「幹細胞」なのです。枝の先にある細胞であれば何にでも分化できる細胞です。

幹細胞を用いた治療とは?

成体幹細胞の中で、例えば患者の脂肪から幹細胞を採取した場合、この幹細胞は間葉系幹細胞と呼ばれ、上でさらっと紹介した骨、軟骨、筋肉などに分化する能力を持った細胞です。イメージしていただくとわかりやすいかもしれませんが、組織修復が得意な細胞と考えて頂ければわかりやすいのではないでしょうか?美容的な応用で考えると、これを例えば培養して増やし、点滴で体内に注入すると、傷ついた組織のところに定着して再生を促すことが可能になる、というのが幹細胞を利用した美容再生医療の基本的なメカニズムです。その他にも、幹細胞を増やすために培養した際に使用した培養液にも、幹細胞が出した数多くの成長因子が含まれています。細胞だけではなく、こういった副産物を利用するのも美容領域においては有用性が示唆されています。

まとめ

さて、今回は再生医療について簡単にご説明をしました。ノーベル賞などで華々しい話題を見る一方で、未認可で再生医療を行って逮捕されてしまうなどという悲しいニュースを見かけることもあります。非常に先進的で、大きな可能性を秘めている再生医療ですが、先進的であるがゆえに法的な監視が追い付いていないことも考えられます。特に美容領域においては人命にかかわるような重大な治療を行う事はないと考えられますが、それでも再生医療を行う為には許可が必要です。クリニックを選ぶ際はこのことを念頭においていただき、十分熟慮して選んでいただきたいと思います。