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VIO脱毛の基礎知識

公開 2017年11月24日
更新

最近よく目にする脱毛のCMですが、その中で「VIO脱毛」というものがあるのが気になっている方もいることでしょう。

でも、気にはなるものの「VIO脱毛」が何なのか、きちんと知っている方はもしかしたらあまり多くないのかもしれません。

実は、「VIO脱毛」というのは、デリケートゾーンの脱毛のこと。

クリニックやエステサロンによっては「ハイジニーナ脱毛」と呼んでいることもあります。

エステサロンでもクリニックでも行われていますが、そういう部分のムダ毛のお手入れに付いては、たとえ興味があってもちょっと人には聞きづらいですよね。

そこで、そんなあなたの為にVIO脱毛の基礎知識をまとめました。

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MBC・麻布十番 院長
立花 義浩
監修者

専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

VIOってなんのこと?

脱毛を行っているクリニックやエステサロンのメニューリストにも、VIO脱毛と書いてあることがあります。

デリケートゾーンと説明しましたが、具体的には Vライン(ビキニライン)、Iライン、Oラインを指します。

Vライン(ビキニライン)

Vラインは、一般的にビキニラインと呼ばれる部分のこと。

およそショーツで隠れる範囲を指しますが、細かい範囲についてはクリニックやエステサロンによって異なっていて、Vラインサイド、トライアングル上・下、Yラインなどと分けている場合もあります。

ですから、Vラインの脱毛をする時には、事前にどこまで脱毛してもらえるのか、きちんと訊いておくのがポイントです。

Iライン

Iラインは、股の間で、ショーツをはいた時にクロッチがあたる部分を指します。

完全にデリケートゾーンになりますし、自分でも直接見ることが難しい箇所です。

Tバックや面積が少ない下着などを着用した際に、アンダーヘアが見えてしまわないよう、脱毛を決意する方が多くいます。

Oライン

Oラインは、お尻の穴のまわりのこと。

一般的にはお尻の穴から半径2cm程度の周囲を指していることが多く、各クリニックやエステサロンで細かく範囲を決めているケースもありますから、事前に尋ねた方が良いでしょう。

このOラインにつながるまでの部分が、Iラインとなっています。

ここもIラインと同じく、自分で見ることができない部分ですよね。

裏を返すと、IラインとOラインは、万が一アンダーヘアが見えてしまっていても、自分では気付くことが難しい部位でもあるということになります。

VIO脱毛をするメリットって?

デリケートゾーンの脱毛をするのは、ハードルが高いと感じる方は多くいると思います。

けれど、脱毛クリニックやサロンに通う人も多い今、VIO脱毛というワードもよく目にするようになるほど、広く認知されて来ていることも確かです。

デリケートゾーンの脱毛については、欧米などでは当然のことのように行われて来たもので、アンダーヘアは脱毛しないまでも整えるのが一般的です。

その波が海外セレブの生活を垣間見る機会が多くなるなどして、一般にも知られるようになったのかもしれません。

では、VIO脱毛のメリットとはどんなものなのでしょう。

ムレなどが減少して衛生的に保てる

女性のデリケートゾーンは、どうしても下着の中でムレやすくなってしまいます。

アンダーヘアは密生していることが多く、デリケートゾーンは構造的にも複雑なので、いくら清潔に保とうとしても雑菌が繁殖して、臭いやかゆみの原因にもなってしまいます。

デリケートゾーンの脱毛をすれば、たとえ部分的にしたとしても毛量が減るので、ムレたりするのを軽減できるのです。

多くの女性にとってストレスとなっている、生理時の肌トラブルの軽減や解消にも繋がって、憂鬱な時期も快適に過ごせるようになります。

これはVIO脱毛の一番のメリットとしてあげられるポイントです。

肌トラブルから解放される

デリケートゾーンは皮膚が薄く、粘膜に近いため、たとえ小さくてもキズがついてしまうと、思いの外大きな肌トラブルにつながることも考えられます。

カミソリや毛抜きでムダ毛の自己処理をした場合、肌を傷つけたり刺激を与えたりして、かぶれたり「埋没毛」と呼ばれるトラブルを発生させてりしてしまうかもしれません。

毛穴に傷がついたりすれば、そこから雑菌が入って毛嚢炎になる可能性もありますし、炎症が起こりやすくなって、毛穴が黒ずんでしまったりすることもあります。

見えづらい部分を自己処理していたら、どれも考えられるトラブルですよね。

そこで、VIO脱毛をしてしまえば、そんな自己処理をする必要もなくなって、肌をキレイに保つこともできますから、忙しい毎日を送る方にとっては、気分的にもとても楽に過ごせるようになるでしょう。

いろいろ心配せずにオシャレを楽しめる

急にナイトプールに誘われたりして、慌ててアンダーヘアのお手入れをしたことはありませんか?

水着や下着からムダ毛がのぞいていたらかなり恥ずかしいとはいえ、慌ててカミソリや毛抜きで自己処理をして、カミソリ負けで肌が赤くなっていたり血が出ていたりしたら、それもやっぱり恥ずかしいですよね。

VIO脱毛をしておけば、そんな心配をする必要もなく、思う存分楽しむことだけに集中できます。

VIO脱毛をするデメリットって?

では、VIO脱毛にデメリットはないのでしょうか?

いいえ、もちろんデメリットもあるのです。

デリケートゾーンの脱毛は他の部位よりも痛みを感じる

デリケートゾーンはとても肌が薄く、粘膜に近い敏感な部分であることから、普通の肌の脱毛をするよりは痛みを強く感じてしまいます。

人それぞれ個人差はありますが、毛が太くしっかりしているうえ濃いことが多いため、処理がしづらいことなどが原因としてあげられます。

しかし、痛みに関しては感じ方が人それぞれ異なります。

また、レーザー脱毛でも最新の機器であれば、それほど痛みを感じない施術も可能です。

痛みに不安がある方は、クリニックやサロンで使用している機器などもよく確認してからはじめるようにしてください。

効果を感じるまでの期間が長くかかる

デリケートゾーンの毛は、他の部位よりも多いうえにしっかりしていて成長期も長いため、脱毛の効果を実感できるまでの期間が長くなってしまいます。

けれど、それも医療レーザーを使用するクリニックの脱毛なら、エステサロンで行う光脱毛より施術の回数が少なくて済みます。

トータルで考えれば、VIO脱毛こそクリニックで行うべきなのかもしれません。

施術を受けるのが恥ずかしい

他人にデリケートゾーンを見せるわけですから、誰だってもちろん恥ずかしいですよね。

けれど、クリニックにしろエステサロンにしろ、施術するのはプロです。

プロが仕事として行うのですから、意外と割り切ってしまえるものです。

各クリニックやサロンにもよるでしょうが、施術の際は下半身だけ紙ショーツを着用するケースが多いようで、全裸になる訳ではありません。

どこも不安や恥ずかしさを感じさせないように、リラックスさせてくれるような配慮をしています。

ここまでVIO脱毛について、基本的な事柄をご紹介して来ました。

とても気になるけどなかなか人には相談できないのが、アンダーヘアの悩みです。

VIO脱毛をするなら、よく調べて自分に合った脱毛クリニックや脱毛サロンを選んでくださいね♪

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