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顔脱毛するとメイクが映える!?

公開 2019年2月27日
更新

脱毛のために医療クリニックなどに通う方は、男女問わず年々増えています。
男性であれば、ヒゲの脱毛に通われる方も多いのですが、女性の場合だと恐らくワキやスネなど、身体の脱毛で施術を受けていることが多いかと思います。

しかし、今以上に美しくなりたいと思った時、女性でも顔の脱毛を含めて考える方もいらっしゃいます。
もちろん、女性であれば男性のようにヒゲがしっかり生えるわけではありませんが、顔全体を覆う産毛は誰にでもあるものです。
そして人間の身体に生える毛の質は、個人差が大きいもの。
濃いと感じる方も居れば薄いと感じる方も居るし、毛そのものも人によって太かったり細かったりしますよね。

産毛の場合は顔全体を覆っていますから、実は顔の印象を大きく左右しているのです。
メイクの乗りが産毛によって変わってくることもあるので、もしかしたら気になっていて、自己処理をしているという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、デリケートな顔にそれは、ちょっと危険な行為です。

そこで今回は、気になる顔の脱毛と、施術前後のお化粧について、詳しくご紹介いたしましょう。

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MBC・麻布十番 院長
立花 義浩
監修者

専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

顔の脱毛って?

言うまでもなく、顔は一番人の目に付きやすく、自分でも気になる箇所です。

メイクをする時、鏡の中のご自分の顔を毎日見ていて、産毛のあることで化粧水などの乗りが悪くなっていると気付いていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
実は自己処理をしているという方が多いのは、だからこそと言ったところでしょう。

けれど、顔の皮膚はとても薄くてデリケートです。
顔のムダ毛を自己処理する場合、カミソリやシェーバーを使うことになるかと思いますが、これは大きなトラブルの要因になりかねないのです。

もしかしたらお風呂に入って身体を洗うついでに、シェーバーなどを使って自己処理していませんか?
そして、ついでだからと顔にもボディソープなどを使ったりしていませんか?
ボディソープは、あくまで身体の汚れを落とすためのもの。
それを顔に使ってしまっては、本来必要な皮脂や成分まで落としてしまうことになります。
それに、一番心配なのがカミソリ負けです。
毛の流れに逆らってシェービングすると、すごくよく剃れたような気がしてついやってしまうのかもしれませんが、それは大きな肌トラブルの原因になりかねません。
逆剃りをすると多くの場合、ムダ毛と一緒に皮膚の表面にある角質層まで削ってしまいます。
これでは肌荒れや埋没毛、色素沈着といった肌トラブルの原因を作ることになるかもしれません。
埋没毛というのは、皮膚の上に伸びるはずの毛が、皮膚の中で成長してしまったものを指します。
原因の多くは、シェービングなどで皮膚の表面や毛穴にキズを付けてしまうこと。
傷つけば当然かさぶたができますから、毛穴がふさがってしまい、生えようとした毛は出口がなくなって、皮膚の中で成長してしまうことになります。
そうなると、本来の毛穴ではないところを進んだり、皮膚の中で渦を巻くように伸びていき、炎症を起こして腫れたり、色素が沈着してしまう原因にもなってしまいます。

綺麗になりたくて自己処理を重ね、その結果肌トラブルが発生してしまったら、本末転倒で元も子もありません。

医療クリニックなどできちんと脱毛しようと考える方が増えているのは、顔の脱毛をすることでメイクが映えることと、自己処理による肌トラブルの実態がよく知られるようになったからだともいえそうです。

顔脱毛でお肌がワントーン明るくなる?

メイクの乗りがよくなるとお伝えしましたが、脱毛するとたとえスッピンでも、お肌がワントーン明るく感じるようになります。

何故かというと、産毛は細くて目立ちませんが、よく見ると色は黒。
顔全体に生えているので、お肌に影を作っているからです。
顔脱毛すると、肌がワントーン明るくなるとよくいわれていますが、産毛がある状態だと薄いベールを一枚かぶっているようなイメージだというわけです。
それを取り去ってしまえば、明るく見えるのは当たり前ですよね。

顔脱毛で化粧乗りがよくなる?

産毛がある状態でメイクをすると、産毛の凹凸にもファンデーションが乗ることになります。
これが微妙な陰影ができる原因となって、綺麗な印象にならないのです。

なんとなく凸凹してる感を隠そうとして、さらに厚塗りをした結果、残念なメイクの仕上がりになることに。
たとえ一時綺麗に仕上がったとしても、毛穴落ちや毛穴浮きが目立ってしまったり、短時間で崩れてしまうのは、産毛が原因であることも珍しくありません。
顔脱毛すればその産毛がなくなるわけですから、メイクの乗りに加え、持ちも断然アップします。

また、産毛がなくなれば化粧水なども直接地肌に届きますから、しっかり浸透していきます。
お肌のコンディションがアップする期待もできますね。

顔脱毛で吹き出物ができにくくなる?

ニキビや吹き出物は、毛穴の中にある毛包に、皮脂が詰まって炎症が起きている状態です。
メイクが上手くいかないと、ついファンデなどを厚塗してしまいますが、これでは毛穴を塞いでしまい、悪化させることになってしまいます。

産毛がなければ厚塗りする必要もなく、気持ちよくメイクがキマる!のです。

いざ、顔脱毛へ!

メイクして行っても大丈夫?

さて、顔の脱毛をしようと医療クリニックを予約して、当日のお出かけはメイクなし?
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、クリニックでメイクを落とせば良いだけなので、特に気にすることはありません。
日焼け止めなども同様です。
また、アイメイクだけはそのままでOKというクリニックもあるようです。
ただ、どうせ施術前に落とさなければならないですから、メイクは最低限の気になるところだけ、薄くにした方が良いでしょう。

余談ですが、メイクを落とすのにも各クリニックによって違いがあります。
ご自身で落として洗顔する場合もあれば、クリニックのスタッフが落としてくれることもあり、様々な対応が取られているようです。
もしそれが気になる場合は、施術前に確認しておくと良いでしょう。

脱毛施術後のメイクはOK?

施術直後のメイクは?

医療レーザー脱毛直後のお化粧は、なるべくなら避けるべきです。

医療レーザー脱毛では、レーザーを毛穴の奥にある毛球部に照射して、毛を育てる毛母細胞を破壊します。
クリニックで使う機器は様々あり、機器によっては毛母細胞に栄養を送る、発毛因子を破壊するものもありますが、お肌に刺激を与えることには変わりありません。

施術によって敏感になっているお肌に、余計な負担をかけたくはありませんよね。
ただ、施術直後はお肌に赤みが出ることもあり、それを見せたくないという方は、マスクなどでカバーするのがおすすめです。(クリニックによっては、マスクを用意しているところもあるようです)

どうしてもという場合には、化粧水などで保湿したあと、ごく薄いメイクにとどめておきましょう。
また、紫外線を避けること、お肌にあまり触れないようにすることも大切です。
脱毛したところが気になるかもしれませんが、こすったりするのは厳禁です。

施術翌日からのメイクは?

医療レーザーで脱毛施術を受けた場合でも、翌日からメイクは可能です。
けれど、少し赤みが残っていたり、違和感が残っているような場合、大事なお肌に無理はさせないようにしましょう。

施術後のお肌はとても乾燥しやすくなっていますから、化粧水や乳液などで保湿に気を配ってください。
外出する時、スッピンじゃイヤという方は、アイメイクにプラスしてマスクをすれば、紫外線を避けられるうえに乾燥も防げるので、一石二鳥です。

お肌が落ち着いたと感じたら、本格的にメイクをしてみてください。
化粧乗りが良いってこういうことなんだ!というのが実感できることでしょう。

顔脱毛で毛穴が目立たなくなり、お肌のトーンが明るくなれば、メイクのしがいもあるというもの。
もし顔脱毛のことでわからなかったり不安なことがあれば、カウンセリングの際によく訊いて、モヤモヤは解消してから施術を受けましょう。

お化粧にこだわりのある方にこそおススメなのが、お顔の脱毛なのです!