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脱毛の種類とその方法を知りましょう!

公開 2017年12月8日
更新

特に女性にとっては悩ましい、ムダ毛のお手入れ。

きちんとした脱毛をしたいと考えている方は、きっとあなただけではありません。

けれど、きちんとした脱毛って?

脱毛はクリニックでもエステサロンでも行われているし、色々な脱毛の広告はそこかしこで目にします。

しかし、その方法についてはあまりよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

今は自己処理をしているけれど、本当はちゃんと専門家にケアしてほしいと思っている方や、本格的な脱毛を考えている方なども、クリニックやエステサロンに行く前に、まず脱毛の方法についてきちんとチェックして、自分に合ったものを探しましょう。

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MBC・麻布十番 院長
立花 義浩
監修者

専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

主な脱毛の種類

レーザー脱毛(医療レーザー脱毛)

まず、レーザー脱毛についてですが、“医療”と記載したのは、クリニックで行われる脱毛を指すからです。

エステサロンでも脱毛をうたっていますが、エステサロンで行われる脱毛は、正しくは“制毛処理”や“減毛処理”を指しています。

本当の意味で“永久脱毛”ができるのは、医療脱毛だけなのです。

医療脱毛とは、毛根などのムダ毛の作られる部分に対してレーザーを照射してダメージを与え、脱毛効果を得るものです。

レーザーは出力が強いので、資格保持者にしか扱えません。

資格保持者って?と思う方が居るかもしれませんが、それは医師や看護師資格のこと。

万が一お肌にトラブルが出た時にも、クリニックでの脱毛なら適切な処置やアドバイスが受けられます。

資格保持者がカウンセリングや施術を行い、その後のケアのアドバイスをするので、とても安心ですよね。

このようにメリットばかりが浮かびますが、デメリットとしてはレーザーが照射された際に痛みを感じること。

輪ゴムで肌を弾いたような感覚ですが、脱毛する部位によっては痛みの感じ方が強い箇所があるかもしれません。

ただ、それも機器の進化によって、ほとんど痛みを感じない施術が受けられるクリニックもありますから、そこもチェックする際のポイントにするといいでしょう。

一回にかかる費用はエステサロンよりは高くなりますが、“永久脱毛”が可能であることを考えると、トータルすればかえって費用が抑えられるケースも。

光脱毛(「フラッシュ脱毛」「IPL(インテンスパルスライト)脱毛」「プラズマ脱毛」「エピライト脱毛」など)

フラッシュ脱毛やIPL脱毛、プラズマ脱毛などを総称して、“光脱毛”と呼んでいます。

これはエステサロンで行われる脱毛のことで、ムダ毛のある箇所にメラミン色素に反応する光を当てて毛根を弱らせ、脱毛を促します。

それを繰り返すことで、後から生えるムダ毛が細くなるなどして、目立たなくなって来るという訳です。

光を使うことから一度に広範囲の処理が可能で、レーザー脱毛に比べると1回あたりの施術時間が短くて済みますし、出力が低い機器を使うので、痛みは少ない傾向にあります。

ただ、エステサロンでの施術ですから、“永久脱毛”は望めません。

出力が高い機器はエステサロンでは使用ができないので、期待した効果が得られない場合も考えられます。

また、出力が弱いとはいえ毛根にダメージを与えるのですから、講習などを受けているエステティシャンが行うにしても、お肌にトラブルが起きた場合に適切なアドバイスが受けられない可能性も考慮した方が良いでしょう。

1回にかかる費用はクリニックに比べて安いし、手軽に受けられるイメージがありますが、エステサロンで行えるのは“制毛処理”や“減毛処理”です。

永続的な効果を実感するまでには、数年かかってしまうケースが多いのが実際です。

ニードル脱毛

ニードル脱毛とは、その名称の通り細い絶縁針を毛穴に刺し、電気や高周波を流して毛根の細胞を破壊する脱毛方法のことです。

比較的以前から行われてきた脱毛方法で、本来はレーザー脱毛と同じようにクリニックでしか行なえません。

脱毛方法としては確実で、光脱毛やレーザー脱毛などでは効果が得られない白髪や金髪、産毛にも有効で、レーザーが使えない目元なども処理が可能です。

その反面、針を毛穴に刺すことから痛みが強く、これが一番のデメリットとしてあげられるでしょう。

また、1回の施術にかかる時間も長く、電気を流すことから肌の赤みが長く残る場合もあります。

効果は確実ですが、施術に時間がかかることもあって、費用は高額になってしまいます。

ワックス脱毛

ワックス脱毛とは、脱毛テープやワックスなどを脱毛したい部位に貼ったり塗ったりして、一気に剥がすことで脱毛する方法です。

ちょっと聞いただけで痛くなって来てしまいますが、サロンでの処理も自己処理も可能で、最近は蜂蜜をベースにしたブラジリアンワックスがポピュラーですよね。

施術できる部位も、ビキニラインを含め広くなっています。

ブラジリアンワックスサロンなども増えて来ていますが、ムダ毛を毛根から抜いてしまうというとてもシンプルな方法ですから、もちろん“永久脱毛”ではありません。

個人差はあるものの、2、3週間すればまた自然に毛が生えて来ますが、処理を続けていると、徐々に毛が細くなって来ることもあるようです。

施術が手軽に行えることや一度に広範囲の処理ができるので、施術にかかる時間が短いこと、また、永久脱毛しないことで毛量の調節ができることなどから、ワックス脱毛を選ぶ人も居るようです。

ワックス脱毛の一番のデメリットは、一瞬で済むかもしれませんが、確実にかなりの痛みを伴うこと。

また、その際の刺激も強いので、お肌へのダメージは相当なものがあり、かぶれや表皮剥離、抜いた毛穴から再び生えて来た毛が皮膚の中に伸びて行ってしまう、「埋没毛」と呼ばれるものになってしまうこともあります。

手軽ではありますが、処置後のケアが大変になってしまうことも考えられますね。

家庭用光脱毛器

よくTVショッピングなどで見かける家庭用の脱毛器ですが、脱毛の仕組みはエステサロンで行われる光脱毛と変わりありません。

エステサロンで使われる機器を家庭用にしたもので、わざわざエステサロンを予約するのも面倒だし、好きな時に好きな場所で施術ができる手軽さと気軽さが、根強い人気の秘密なのでしょう。

安いとはいえない価格ですが、場合によってはエステサロンに通うよりも安上がりかもしれません。

ただ、こちらも光脱毛なので、“永久脱毛”はできません。

また、こういった機器は、光の照射を無制限にできるものではありません。

各製品によって差はありますが、数万発でカートリッジを交換しなければならなかったり、機種によっては使い捨てになっているものもありますから、購入する際は機能をよく調べてからにしてましょう。

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