ニキビは治ったのに赤みや茶色い色素沈着が残ってしまった、その部分が凹んでクレーターになってしまった・・・そんなお悩みを持ったことはありませんか?また背中やお尻にできるしつこいニキビに悩まされてはいませんか?
この記事では、ニキビ跡の種類や自宅で手軽にできるセルフケアについての情報だけでなく、エステでのケアや美容クリニックでしかできない治療など紹介しています。また、エステや美容クリニックの気になる料金やダウンタイム、メリットデメリットなどを深掘りしました。
専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。
ニキビ跡には3種類あります!種類別に解説
自宅でのセルフケアや美容クリニックでの治療の紹介に入る前に、ニキビ跡の種類について解説していきます。
まず一つ目は、ニキビが治ったのに残ってしまう赤みです。これは二キビで起きた炎症によってダメージを受けた細胞を修復するために、血管が開いて赤く見える場合と、炎症を起こした細胞がまだ残っている場合に赤く見えることがあります。
二つ目は、ニキビが治ったのに茶色いままになってしまう色素沈着です。色素沈着はニキビが引き起こす炎症によって、メラノサイト(お肌の中にいる色素細胞)がメラニン(シミの原因)を生成することによって、色素沈着ができてしまいます。
最後にクレーターと呼ばれる陥没したニキビ跡です。ニキビの炎症によりお肌が酷いダメージを受けると、その部分を守ろうとしてコラーゲンを大量に作り、その繊維が癒着し硬くなります。そのためにクレーターのようなニキビ跡ができてしまうのです。
以上、三つの代表的なニキビ跡と出来てしまう原因の解説でした。次は、セルフケアをご紹介します。
ニキビ跡をセルフでコツコツケアするには?
ここではニキビ跡の種類別に、自宅でできるセルフケアについて解説していきます。種類別のケアに入る前に、まずニキビ跡やニキビに共通してできるセルフケアのご紹介です。
ニキビ跡やニキビに対する共通のケア
・洗顔
ニキビが出来にくい肌環境にするために洗顔はとても重要です。洗顔の際に強くゴシゴシ洗う行為はニキビ・ニキビ跡に良くありません。そのため摩擦を軽減できるようにキメの細かいホイップ状の泡を作り、優しく包み込むように角質・余分な皮脂・汚れを落としましょう。
洗顔ネットを使うとこのようなフワフワな泡ができます。
手で洗うのではなく泡で洗顔する事を意識しましょう。
フェイスラインや髪の生え際に泡が残りやすいので、しっかりとすすいでください。最後にタオルで拭き取る時も、強く擦らないように気をつけましょう。
洗顔料はピーリング効果や炎症を抑える効果、美白効果など様々な種類あるので、お悩み別で選ぶことができます。
・紫外線対策
紫外線によってお肌はもちろんのことニキビ跡も日焼けをしてしまいます。日焼けをする事によって赤みや色素沈着も長引いてしまうので、なるべく日焼け止めを使用することがオススメです。
以上、二点が共通してできるセルフケアです。ここからは、種類別ニキビ跡のセルフケアをご紹介していきます。
赤みでお悩みの方
・ビタミンC
ニキビ跡の赤みでお悩みの方には、炎症を抑える効果のあるビタミンCを配合したスキンケア製品を使ったり、ビタミンCのサプリメントを飲むセルフケアがお勧めです。ただし、肌が敏感な方は高濃度ビタミンCを配合したスキンケア製品で肌荒れを起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
色素沈着でお悩みの方
・ハイドロキノン
ニキビ跡の色素沈着でお悩みの方には、ハイドロキノン等の漂白クリームがお勧めです。シミにも効果がある強めなクリームなので、用法・用量を守ってご使用ください。美容クリニックで購入された方は医師による使い方の指示に従いましょう。
*赤み等が出た場合は医療機関へご相談ください。
クレーターでお悩みの方
・ピーリング
凹みが浅い場合は、AHAやBHAが配合されたピーリング効果のあるスキンケア製品を使ってターンオーバーをアップさせることが効果的です。ただセルフケアだけでクレーターを治すのは難しい可能性があります。そのような場合は、医療機関へ相談することがお勧めです。
背中とおしりにニキビができる原因とニキビ跡のケア方法
背中やお尻のニキビはなかなか治らず、対処に困ることがありますよね。また顔のニキビと違い、広範囲にできる人が多いようです。背中やお尻にニキビができる原因とケア方法を解説していきます。
原因
背中やお尻は洋服や下着などで覆われているため、蒸れやすくニキビや吹き出物ができやすい状態です。皮膚にいる常在菌が原因で、ニキビのような炎症(毛嚢炎)が起きる場合もあります。毛嚢炎は、ニキビのように一つだけの場合もありますし、広範囲に広がって起きる場合もあります。
ケア方法
まず、一つ目に大切なのが肌を清潔に保つことです。背中やお尻は直接確認できないので、ボディーソープやシャンプー、コンディショナーの洗い残しがないようにしっかりとすすぐのがお勧めです。
二つ目は、衣服です。通気性や吸湿性のある服や天然素材の服を選んで背中やお尻にニキビが増えにくく、できにくい環境作りをしましょう。
三つ目のお勧めのセルフケアは、市販薬です。なかなか治らなかったり、化膿してしまったりした時には市販の塗り薬でケアしてみましょう。
エステサロンでのニキビ跡ケアと効果
ここからは、エステサロンでできるニキビ跡ケアをご紹介していきます。
ピーリング
ピーリングとは薬剤を使い、肌の古い角質を柔らかくして、除去するケアです。肌の新陳代謝を上げ、毛穴やザラつきにも効果があります。赤み・色素沈着・軽度のクレーターでお悩みの方にお勧めです。しかし、美容クリニックでのケミカルピーリングと比べて濃度が低いので効果を実感するまでに回数がかかる可能性があります。ピーリングを受ける周期は、月に一回をお勧めしているエステサロンが多いです。
料金は、体験価格を設置しているエステサロンが多く、約3,000円〜5,000円で試せるようです。
光フェイシャル
光フェイシャルは、赤みや色素沈着のニキビ跡・くすみにお悩みの方にお勧めなケアです。コラーゲンの生成に重要な線維芽細胞を活性化させてくれたり、シミや色素沈着の素であるメラニンにも効果があります。美容クリニックと比較すると出力が弱いので痛みが苦手な方でも安心して施術を受けられますが、その反面効果を実感するまでに回数がかかってしまう可能性があります。また、肝斑のある方は、悪化してしまう可能性があるので注意が必要です。光フェイシャルを受ける周期は、3週間〜1ヶ月に1回をお勧めしているエステサロンが多いです。
料金は、体験価格を用意しているエステサロンが多く、約1,000〜5,000円で受けられます。エステサロンによって金額が異なりますので、希望されているエステサロンのホームページ等で確認してみましょう。
イオン導入
イオン導入は、赤みや色素沈着のニキビ跡で悩まれている方にお勧めで、微弱な電流を流すことで肌の中にビタミンC等の有効成分を浸透させるケアです。美容クリニックで行うイオン導入より電流が弱いので、電気の流れるピリピリ感が苦手な方でも安心して受けられます。イオン導入の周期は、週に1度または、併用して受けるケアとご一緒に施術していただくことをお勧めしているエステサロンが多いです。
イオン導入は、単体ではなく光フェイシャルやピーリング等その他のケアにプラスした料金設定にしてる場所が多いので、希望されるエステサロンのホームページ等でご確認ください。
スクライバー(毛穴洗浄)
スクライバーは、通常の洗顔では落としきれない毛穴の皮脂や汚れを超音波とミスト状の水流で洗浄するケアです。顔だけでなく背中への施術も行っているエステサロンもあるので、背中のニキビで悩まれている方・洗顔では落としきれない汚れを落としたい方・ニキビが出来ずらい土台作りをされたい方にお勧めです。施術箇所については、エステサロンにより異なりますので、希望されるサロンのホームページ等でご確認ください。2〜4週間おきの施術をお勧めしてるエステサロンが多いです。
料金は体験価格を設置しているエステサロンが多く、安い場合だと約3,000円からお試しいただけます。
クリニックでのニキビ跡の治療方法
ここからは、美容クリニックでしか受けられないニキビ跡の治療をご紹介していきます。
※美容クリニックでの治療は、自由診療なので希望されるクリニックごとに料金が異なります。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、赤みや色素沈着のニキビ跡で悩まれている方にお勧めな治療です。またエステサロンよりワンランク上のニキビ跡のケアをされたい方にもお勧めです。
※フォトフェイシャル:ルミナス社の開発した医療機器による治療をフォトフェイシャルと呼びます。
フォトフェイシャルとは、どんな治療・効果なの?
フォトフェイシャルの治療はIPL(インテンス パルス ライト)という光を照射します。その特殊な光が、赤みや色素沈着などによるニキビ跡、シミやくすみ、ソバカス等に効果があります。
施術時の痛みは輪ゴムで弾かれた位で、ソバカス等の色の濃い場所に強く反応します。そのため日焼けをすると光が日焼けした肌に強く反応してしまうため、施術できなくなる可能性があります。
施術時の痛みが苦手・心配という方へは、皮膚表面への麻酔クリームがお勧めです。フォトフェイシャルの代金とは別に料金が発生する可能性が高いので、希望されるクリニックへご確認ください。
※肝斑のある方は、IPL治療によって悪化する可能性があるのでお気をつけください。
フォトフェイシャルにダウンタイムはあるの?
ダウンタイムは、照射のパワーやお肌の状態によって個人差があります。ダウンタイムの軽い方ですと、術後に少し赤みが出る程度です。また、施術から二〜三日後に色素沈着やソバカス等が瘡蓋になる場合もあります。瘡蓋は約七日〜十日かけて取れていきますので、無理に剥がさないようにしましょう。
ちなみに、治療直後からメイク可能なので手軽に治療を受けることが出来ます。
フォトフェイシャルはいくらかかるの?
初回トライアル料金は、約15,000円前後を設定しているクリニックが多く、通常価格は約20,000〜30,000円に設定しているクリニックが多いです。
治療の頻度や回数は、三週間〜一ヶ月に一回の施術を、五回前後続けていただくことをお勧めしているクリニックが多いです。(個人差あります)
フラクセル
フラクセルは、クレーターでお悩みの方にお勧めな治療です。
フラクセルとはどんな治療・効果なの?
この治療はレーザーの力を使って、皮膚の表面に小さな穴を開けていきます。開いた穴を治そうとする力が活発になるので、大体1回の治療で10%〜15%の皮膚が再生すると言われています。
ちなみに、この治療は痛み(個人差あり)を伴うので、レーザー照射前に麻酔クリームを塗って時間を置いてから施術にはいります。麻酔クリームは、フラクショナルCO2レーザーに含まれているクリニックと別途料金が発生するクリニックがあるので、希望する医療機関へご確認ください。
フラクセルにはダウンタイムはあるの?
レーザーを照射するパワーや個人差によってダウンタイム期間は異なります。施術直後のヒリヒリ感が強い場合は、アイスノン等で冷やしてください。治療直後はメイクを避けるようにしていただき、翌日からメイクが可能になります。しかし、最新のフラクセル2では、その日からメイクが可能なようなので取り扱いクリニックの医師に確認してみましょう。
平均的なダウンタイムは、2〜3日続く赤みです。その後は瘡蓋(かさぶた)になり、約7日〜10日間かけて取れていきます。メイクをされる方は、瘡蓋がとれるまでの期間は化粧ノリが悪くなったと感じる可能性があります。瘡蓋が気になるからといって、無理に剥がしてしまうと跡が残る可能性があるのでお気をつけください。
フラクセルはいくらかかるの?
料金は美容クリニックや※フラクセルの機器の違いによって大きく異なります。安価なクリニックですと約10,000円、高価なクリニックですと約100,000円以上となり料金の幅があります。初回のトライアル料金を設定している場所ですと気軽に受けられるので、初めての方やお試しで受けてみたい方にお勧めです。安価なクリニックですと5,000円以内で受けられるところもあります。
この治療を続けて受けたい場合は、1ヶ月〜1ヶ月半に1回をお勧めしているクリニックが多いです。また回数についてですが、5回程続けることによって、より効果が感じられると言われています。ただ、個人によって異なりますので医師と相談してみましょう。
※フラクセルの機器はいくつかあり、その違いにより値段が変わる可能性があります。
ダーマペン4
ダーマペン4は、クレーターのニキビ跡にお勧めの治療です。ニキビ跡だけでなく、毛穴の開きや小じわも同時に治療できます。
ダーマペン4とはどんな治療・効果なの?
ダーマペン4とは、髪の毛より細い針で顔に穴を開け、その開けた穴が治る過程でニキビやニキビ跡が修復されていくという治療です。またエイジングケアをしたい方にも人気の治療です。
ダーマペン4の効果をさらに高めたい方のために、MBC・麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)では、※1 GANA PNV+(55,000円)や※2 サイトカインリッチ(88,000円)等の薬剤を併用する事もできます。ダーマペン4と併用する事で、肌の真皮層まで薬剤を均一に導入することができるのです。
治療前にフラクセルと同じように麻酔クリームをしてからの施術となります。フラクセルとの違いは、フラクセルがレーザーで穴をあけるのに対し、ダーマペン4は針の振動により穴を開けるという点です。
※1 GANA PNV+に含まれるPDRNは、鮭の精子から抽出された細胞の再生や修復作用のある成分で皮膚細胞の再生を促します。
※2 サイトカインリッチは、ご自身の血液から作り出した血清を使います。その作り出された血清は、活性化された成長因子を含むので皮膚細胞の再生を促してくれます。ご自身の血液から作り出された血清なので、安全性が高いのも特徴です。
ダーマペン4にダウンタイムはあるの?
当てる深さやショット数で異なってきますが、治療後に赤みが出る位で、早い方ですとその日のうちに赤みが引く場合もあります。メイクをしたり、湯船に入るのは治療の翌日から可能です。シャワーのみ当日からしていただけます。
ダーマペン4はいくらかかるの?
MBC・麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)では、初回限定トライアル27,500円で受ける事ができます。通常料金は、33,000円です。
ポテンツァ
ポテンツァは、ニキビやクレーターでお悩みの方にお勧めの治療です。
ポテンツァとはどんな治療・効果なの?
ポテンツァは、針(※チップ)を刺すと同時に針の先端からでるラジオ波を用いた治療です。針によって肌の再生力がUPし、針の先端から出るラジオ波が真皮層内部のコラーゲンやエラスチンの生成を促してくれます。またラジオ波を照射することで出血も抑えられます。
さらに効果を得たい方のために、MBC・麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)では薬剤導入も行ってます。上記のダーマペン4でご紹介した薬剤と同じ、GANA PNV+(55,000円)やサイトカインリッチ(88,000円)等の薬剤です。
※ポテンツァで使用される先端の針のチップは全部で11種類あり、アクネやしわなどお悩みや肌質に合わせてお選びいただけます。
ポテンツァにダウンタイムはあるの?
赤みが数日出る可能性がありますがメイクでカバーしていただけます。個人差がありますが施術当日に赤みが引く方もいらっしゃいます。
施術当日はシャワーのみ可能です。入浴やメイクは翌日からしていただけます。
ポテンツァはいくらかかるの?
ポテンツァ1回の治療が50,000円〜180,000円とクリニックよって大きく異なります。MBC・麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)では、初回限定トライアルを33,000円で受けていただけます。
頻度は1ヶ月半〜2ヶ月に1回で、複数回受けていただくことでより効果がわかりやすい治療です。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは赤みや色素沈着、軽度のクレーターのニキビ跡や今あるニキビでお悩みの方にお勧めな治療です。
ケミカルピーリングとはどんな治療・効果なの?
お肌の表面にある古い皮膚を酸を用いて取り除き、ターンオーバーを促す治療です。効果はニキビやニキビ跡の緩和だけでなく、黒ずみや毛穴の開きにも効果があります。
ケミカルピーリングのダウンタイムはあるの?
ダウンタイムは、ほとんどありませんが術後に赤みが出る可能性があります。メイクができるかどうか術後のお肌次第なので、医師の指示に従いましょう。
ケミカルピーリングはいくらかかるの?
料金は約6,000〜16,000円で、クリニックによって異なります。1回の治療で効果を感じる方もいらっしゃいますが、7~10日おきに複数回受けることをお勧めしているクリニックが多いです。
イオン導入
イオン導入は、赤みや色素沈着のニキビ跡でお悩みの方にお勧めな治療です。
イオン導入とはどんな治療・効果なの?
イオン導入は、微弱な電流を流すことでお肌の中に※1 トランサミンや※2 ビタミンC、※3 プラセンタ等の有効成分を浸透させる治療です。エステサロンで行うよりも強いパワーでイオン導入を受けていただくことができます。ちなみにイオン導入は、フォトフェイシャルやフラクセル、ケミカルピーリング等の治療と併用して受けていだだくことのできる治療です。
※1 トランサミン・・・色素沈着や肝斑に効果があります。
※2 ビタミンC・・・赤み等の炎症を抑える効果があります。
※3 プラセンタ・・・皮膚の再生に必要な表皮細胞の生成を促す効果があります。
イオン導入にダウンタイムはあるの?
ダウンタイムは特になく、たまに赤みが出てしまう程度です。また施術時は、電気が流れるピリピリ感があります。苦手な方は、イオン導入の出力を低くしてもらえますので担当している看護師または医師に伝えてください。
イオン導入はいくらかかるの?
料金は約5,000円〜10,000円で、クリニックやご希望される成分によって金額が異なります。ちなみにMBC・麻布十番(皮膚科・美容皮膚科)での料金は、ビタミンC9%/ 5,478円、トラネキサム酸5%/5,478円、エクストラプラセンタ/ 7,678円です。
イオン導入の頻度は週に1度、または併用して受ける治療とご一緒に施術していただくことをお勧めしているクリニックが多いです。
セルフケアとエステとクリニックはどれがよい?
ここまで記事を読んで、結局どれにしたらよいのか分からなくなってしまっている方はいらっしゃいませんか?
実は、どれか一つに絞ろうとする必要はないのです。エステと美容クリニックは似てるように見えて別物ですので、あなたのお肌の状態や求めるお肌の理想、痛みやダウンタイムの有無など、その時の気分で使い分けるのがお勧めです。
では、どんな時にどんなケアするのがお勧めなのかまとめてみました!
クリニック
本格的なニキビ跡治療がしたい時にお勧めです。またダウンタイムがあっても問題のない時や、ニキビ跡の治療と一緒にエイジングケアをしたい時などは、美容クリニックが良いでしょう。
そして最大のポイントは、美容クリニックでしかできないレーザー等によるクレーターの治療です。セルフケアやエステサロンでは効果の出づらいクレーターも、美容クリニックでしたら本格的な治療ができます。美容クリニックは、エステサロンやセルフケアと比較すると高額になってしまいがちですが、時間や施術回数が少なくて済むので早くニキビ跡を改善したい方にもお勧めです。
エステサロン
エステサロンのニキビ跡ケアは、リラックスしながらケアをしたい方や痛みが苦手な方、ダウンタイムを避けたい方にお勧めです。また安価なケアもあるので気軽に挑戦できます。
セルフケア
セルフケアだけですとニキビ跡のケアは物足りなく感じるかもしれませんが、日焼け止めをつけたり、優しく洗顔をしたり毎日のお肌を労れるのは、ご自身(セルフケア)だけです。
例えば美容クリニックでの治療の効果を発揮させるには、治療後の日焼け止め等のセルフケアは必要不可欠です。ですので、セルフケアはできるだけ毎日行うことがお勧めといえます。
以上、どんな時に美容クリニックやエステサロンを選択すれば良いのかのご紹介でした。
ニキビ跡に悩む男性向けのおススメの治療法
一言でニキビ跡と言っても、ニキビ跡には色々な種類や大きさがあり、個人の症状によってお勧めの治療も変わってきます。
ここではニキビ跡に悩む男性向けに、【軽めのニキビ跡】【重めのニキビ跡】と大まかに分けた上でお勧めのケアや治療を箇条書きでまとめていきます。現在進行形で出来てしまうニキビにお悩みの方は、皮膚科などへ行くと塗り薬や内服薬等を処方してもらえるのでお勧めです。
軽めのニキビ跡(赤みや色素沈着、浅めのクレーター)
セルフケア
1 顔への摩擦を軽減
2 紫外線対策をする
3 ビタミンC配合スキンケア製品の使用
4 ハイドロキノン等の漂白クリームの使用
5 AHAやBHA配合のスキンケア製品の使用
エステサロン
1 ピーリング
2 光フェイシャル
3 イオン導入
4 スクライバー
美容クリニック
1 フォトフェイシャル
2 ダーマペン4
3 ポテンツァ
4 ケミカルピーリング
5 イオン導入
以上が軽めのニキビ跡にお悩みの方にお勧めなケアです。詳細は、ニキビ跡をセルフでコツコツケアするには? エステサロンでのニキビ跡ケアと効果 クリニックでのニキビ跡の治療方法をご参考ください。
重めのニキビ跡(深めのクレーター等)
こちらでは、セルフケアやエステサロンではケアの難しいクレーターについて、お勧めの治療をまとめてみました。
美容クリニック
1 フラクセル
2 ダーマペン4
3 ポテンツァ
上記の治療に、イオン導入(ビタミンCやトランサミン等)や成長因子(GANA PNV+やサイトカインリッチ等)の薬剤導入をプラスαするのもお勧めです。
以上が重めのニキビ跡にお勧めな治療法です。詳細は、クリニックでのニキビ跡の治療方法をご参考ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ニキビ跡のケアは様々あるので、リラックスしながらニキビ跡ケアがしたい時はエステサロン、本格的なニキビ跡治療をしたい時は美容クリニックへというように、症状やその時の気分で好きな方を選んでいただくことができます。
なかなか治らないニキビ跡でお悩みの方は、一人で抱え込まずに皮膚科や美容クリニックの医師へご相談ください。
この記事が一人でも多くのニキビ跡でお悩みを持つ方の参考になれば幸いです。