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秋風を感じる前に!日焼け後のシミ対策はこれで決まり!

公開 2018年9月12日
更新 2023年12月3日

年々強くなる紫外線、外出する時に気をつけなくてはならないのは、もう一年中のことと言ってもいいかもしれません。

紫外線は毎年5月頃から顕著に増えはじめ、10月頃までは多い状態が続きます。
ゴールデンウイークの頃から急に紫外線量が増えるのですが、これにはあまり気づいていない方も多いのではないでしょうか。

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MBC・麻布十番 院長
立花 義浩
監修者

専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

紫外線が肌に与える影響についても、近年ではより知られるようになってきました。
ただ、紫外線のダメージは、わかってはいるけれどあまり実感がないという方が多いのもまた事実のようです。
紫外線と一口にいわれていますが、その中にはUVAとUVBという、異なる特徴を持つ波長が含まれています。

UVAと呼ばれる紫外線A波は、地表に届く紫外線の95%を占めています。
UVA自体のエネルギーは弱いものの、肌の奥まで届いてしまう特徴があり、照射量が多いことから影響が大きくなります。
しわやたるみの原因になると考えられていますが、いわゆる日焼けの症状である赤みなどが起きにくいので、気づかないうちに肌がダメージを受けていることがあります。

一方、屋外での日焼けの主な原因になるのが、UVBと呼ばれる紫外線B波です。
UVBは紫外線量の中で占める割合は5%と少ないものの、A波よりも強いエネルギーを持っています。
UVBを浴びた肌には、一般的な日焼けの症状が出ます。
日焼けは細胞がB波によって損傷を受けたことにもなり、そのことからメラニン色素が沈着して、いわゆるガングロやシミ・ソバカスの原因にもなります。

日焼け止めを塗ってはいたけど、塗り直すなどしなかったために結局日に焼けてしまった、予定していたより長時間海辺やプールにいて、日光を浴びてしまった、という方も多いことでしょう。
紫外線ケアはしていたつもりでも、海や山、お気に入りのアミューズメントパークなど、レジャーに行って楽しい時間を過していると、ついついおろそかになってしまいがちですよね。
夏の間にこうしたレジャー日焼けをしてしまう方は、思いの外多くいらしゃいます。

夏の間にできてしまったシミが、本格的に気になるのは涼しくなってきたころから。
そして、いくら悔やんでも、できてしまったシミがすぐに消えるわけではありません。

シミを消すには?

シミを消す方法と聞いて思い浮かぶのは、美白をうたった化粧品を使うことや、医療クリニックやエステサロンで行われる、レーザー治療やフォトフェイシャルなどの施術です。

✶シミにも色々なタイプがあるので、ここで主なものをご紹介しておきましょう。

・老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)

老人性色素斑は、紫外線を浴びると日焼けしますが、その跡が色素沈着してシミになったものを指します。

「老人性」とあるものの、20代後半から肌にあらわれることもあるので、紫外線を浴びる機会が多い方は注意が必要で、年齢を経たり、肌の老化とともに目立ちはじめます。

・そばかす

そばかすは雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれるもので、遺伝による体質が原因となっています。

茶色くて小さいシミが広範囲にできますが、その色や形が雀の卵の柄に似ていることから雀卵斑と呼ばれています。

子供のころからみられる場合もありますが、10代に入ってから目立つようになることが多いようです。

・炎症性色素沈着

ニキビのあとに代表される傷などから、肌に起こった炎症が原因で、色素が沈着して茶色いあとになり、それが残ってしまってできたシミを指します。

ムダ毛の自己処理による毛穴の炎症や、ちょっとした摩擦や虫さされのあとなどでもこのような形で色素沈着が起こり、シミになってしまうこともあります。

・肝斑(かんぱん)

肝斑は、妊娠や経口避妊薬の服用、更年期の方にみられることから、女性ホルモンとの関わりが大きいと考えられています。

頬骨に沿ってほぼ左右対称に同じ形や大きさであらわれることがほとんどで、ぼんやりした感じで広がるのが特徴です

また、精神的なストレスによるホルモンバランスの乱れや、外的な刺激で悪化することもあるようです。

・脂漏性角化症

これは皮膚の老化現象のひとつで、平らだったシミが加齢とともに隆起して、いぼのように見えるシミを指します。

老人性のいぼとも呼ばれていますが、20代、30代のころからみられるケースもあり、年齢とともに増加する、良性の腫瘍です。

他にも細かく分けるとたくさんのタイプがあるのですが、気になる場合は医療クリニックや皮膚科で相談してみることをおすすめします。

シミ治療にも新しい流れが生まれています

シミ取りと聞くと、医療クリニックで行われるレーザー治療と、エステサロンで行われるフォトフェイシャルが浮かびますが、どこが違うのかは知識がないと、ちょっとわかりにくいかもしれません。

医療クリニックや美容皮膚科などで使用されるのは、レーザーです。
これには、いくつかの種類がありますが、みな濃い色だけに反応します。
シミというのは、ターンオーバーなどで排出されなかったメラニン色素が集まり、肌に蓄積している部分を指します。
黒や茶色のような濃い色だけに反応するレーザーの性質と、その熱エネルギーを利用して、シミだけを破壊するのです。

一方、エステサロンで行われているのは、フォトフェイシャルや光フェイシャルと呼ばれるものです。
フォトフェイシャル等の光治療では、レーザーではなくIPLという特殊な波長の光を使用しています。
光とレーザーという違いはあるものの、メラニン色素にアプローチするという点では同じ仕組みを利用しています。

レーザー治療であれば、あまり時間をかけずにシミを取ることが可能です。
では、なぜエステサロンでフォトフェイシャルを使用しているかというと、レーザー治療は医療行為となり、エステサロンでは機器自体を扱うことが禁じられているからなのです。

レーザー治療の場合は、短い波長のナノ秒単位でレーザーを照射して施術していきます。
濃い色に反応するレーザーを照射することで、メラニン色素が集まる色の濃い部分に熱エネルギーを発生させ、その熱によってメラニン色素を破壊するのです。
レーザーはシミの無い部分の肌にも照射されますが、メラニン色素がある黒や茶色の部位にのみ反応しますから、シミが無い部分の肌に強い影響はありません。
レーザーの照射をしたあとは黒くなりますが、私たちの身体は破壊されたメラニン色素を老廃物と認識するので、肌のターンオーバーによって一部は肌の表面へ押し出されてかさぶたとなり、肌の深いところにあったものはリンパを通して排出され、分解されて行きます。
個人差はありますが、かさぶたは1週間前後から自然に剥がれはじめ、その下には新しい皮膚ができています。
これが今まで一般的だったレーザー治療のあらましです。

しかし、医療機器は日々進化しています。
最新のレーザー治療機器では、これまでナノ秒(10億分の1秒)単位で照射されていたレーザー波を、ピコ秒(1兆分の1秒)で照射することができるようになりました。
なぜそれが良いのかというと、照射時間を短くすればレーザーによる皮膚への熱作用が少なくなることから。
今までのナノ秒波のレーザーでは、熱でメラニン色素を破壊していましたが、ピコ秒波のレーザー機器では衝撃波で破壊するイメージです。
そして、シミの中に潜むメラニン色素を、ナノ秒波のレーザーでは小石程度の大きさに砕いていたのが、ピコ秒波のレーザーであれば、砂くらいの細かさにまで砕けます。
無論、細かい方が速やかに排出されることになりますから、この差は非常に大きいといえるでしょう。

このピコ秒波のレーザー治療で使われるのが、PicoSureという機器になります。
PicoSureで照射されるレーザーは、ナノ波レーザーに比べてメラニン色素の吸収度が3倍となっています。
また、通常シミの除去をしたあとには日焼けを避けるテープを貼るのですが、PicoSureで施術をすれば、かさぶたもできず簡単にケアをするだけで済むので、そのテープ保護も不要となりました。
赤みが残ることもありますが、それも一日程度で引いていき、施術の翌日からメイクも可能となって、心理的な負担の大幅な軽減にもつながっています。

いいことずくめのPicoSureですが、最新の機器なので、導入している医療クリニックなどはまだあまり多くはないようです。

楽しい夏が過ぎたあと、残ってしまったシミでお悩みの方は、PicoSureを備えている当クリニックへ、ぜひお問い合わせください。 丁寧なカウンセリングで、最適な施術のご案内をいたします。

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