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今話題のPicoSure(ピコシュア)って?~これまでと違うその実感とは~

公開 2018年10月17日
更新 2023年12月3日

最近、美容を手がける医療クリニックの広告が多く目につくと思いませんか?
それは、美容系の医療クリニックの存在と、施術内容が広く知られるようになったからだともいえるでしょう。

ほんのわずか前でも、多くの方が医療クリニック・美容外科に対して抱く印象は、主に美容整形を行う病院といったものだったように思えます。
しかし、多くの方々の美意識への変化や高まりから、医療クリニックで行われている、ムダ毛の脱毛やシミ対策、小ジワなどの悩み対策が知られるようになりました。
今では医療クリニックでの脱毛などはポピュラーなものとなり、施術を受けることに対しても、前向きな方が多くなっているようです。

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MBC・麻布十番 院長
立花 義浩
監修者

専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

顔などは特に毎日鏡の中で接する部分だけに、色々と気になるところが見えてきてしまうもの。
シミやソバカス、小ジワやニキビの跡…。
一度気になってしまうと、見れば見るほどさらに気になるという、ループするストレスを感じてしまうことにもなりかねません。
でも、そんなお肌に関するお悩みも、実は医療クリニックでなら解決できてしまうかもしれないのです。

そして、特にこれから医療クリニックを訪ねてみようと思っている方におすすめしたいのが、ピコレーザーを使用する施術です。

ピコレーザーを照射するPicoSure(ピコシュア)とは

では、なぜPicoSure(ピコシュア)がおすすめなのか。

医療クリニックや美容皮膚科では、シミなどの治療にはレーザーを使いますので、まず、レーザー治療のことを簡単にご説明いたしましょう。

よく耳にするレーザー治療というのは、黒や茶色のような濃い色だけに反応するレーザーの特性を活かし、シミの除去などに利用しています。
シミやソバカスというのは、ターンオーバーなどで排出されなかったメラニン色素が集まって、蓄積した部分を指します。
メラニン色素が集まる色の濃い部分に、レーザーを照射することで熱エネルギーを発生させ、その熱によってメラニン色素を破壊するのが、レーザーを使った治療のしくみです。
シミの無い部分の肌にもレーザーは照射されますが、黒や茶色のメラニン色素がある部位にのみ反応するので、シミが無い部分の肌に強い影響はありません。

レーザーによる施術をしたあと、シミだったあとは黒くなります。
これは破壊されたメラニン色素なので、私達の体はそれを老廃物だと認識し、肌のターンオーバーによって、肌の深いところにあったものはリンパを通して排出され、分解されていきます。
また、一部は肌の表面へ押し出され、かさぶたとなるのです。
個人差はあるものの、かさぶたは1週間程度で自然に剥がれはじめ、その下には新しくきれいな皮膚ができています。
これが今まで行われていた一般的なレーザー治療で、使用される機器はナノ秒(10億分の1秒)単位でレーザーを照射するものでした。

一方、最新機器のPicoSure(ピコシュア)では、ピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザーを照射することができるようになりました。
なぜ短い単位の方が良いのかというと、照射時間が短いほうが皮膚へのレーザーによる熱作用が少なくなり、周囲組織に及ぼすダメージも少なくなるので、肌への負担が少なくなることから。
また、今までのナノ秒波のレーザーでは、熱でメラニン色素を破壊していましたが、ピコ秒波のレーザー機器では、衝撃波で破壊するイメージです。
ナノ秒波のレーザーが、シミの中に潜むメラニン色素を小石程度の大きさに砕いていたとすると、ピコ秒波のレーザーは、砂くらいの細かさにまで砕いていることになるのです。
砕かれた色素は、当然細かい方が速やかに排出されることになるので、ピコレーザーであればお肌への負担が少ないうえ、より効果的に治療が可能だということになるのです。
また、熱作用が少なくなるので、炎症後色素沈着を起こしにくいのがPicoSure(ピコシュア)の大きな特徴となっています。

ピコ秒レーザーを発生させる機器はいくつかあるものの、シワ、ニキビあと、色素性病変(シミなど)と、幅広い認可をFDAから受けているのは、今のところはPicoSure(ピコシュア)だけです。
FDAというのは、日本の厚生労働省にあたるアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)のこと。
PicoSure(ピコシュア)には3つの照射モードがあり、その切り替えによって、シミやニキビあと、目立つ毛穴や肌質の改善など、様々な効果が期待できると認定されているのです。

PicoSure(ピコシュア)の照射モードのいろいろ

ここではPicoSure(ピコシュア)の、3つの照射モードをご紹介いたしましょう。

①ピコトーニング~メラニンレベルを下げキメを整える

ピコトーニングというのは、お肌全体のメラニンレベルを下げることでくすみを改善し、肌のトーンを明るくする施術です。

単純にピコレーザーのみを顔全体に照射して、少しずつメラニン色素を分解し、効率の良い排出を促します。
また、ピコレーザーでは衝撃波でメラニン色素を粉砕することから、炎症後色素沈着を起こしにくいのが特徴。
顔全体の総合的な美肌対策にもおすすめです。

②ピコフラクショナル~小ジワやたるみなどの総合的な肌質改善

ピコフラクショナルは、特殊なレンズを装着することで、レーザー光をフラクショナル(点状)に変換して照射します。

ピコトーニングよりもよりお肌の深い部分にレーザーが届くので、皮膚の表面には熱ダメージを与えることが少ないのが特徴です。
皮膚の深い部分にある真皮コラーゲンやエラスチンといった皮膚の弾性繊維に、直接アプローチすることで、シワやニキビあと、毛穴の状態の改善が期待できます。
また、これまでのフラクショナルレーザーだと、4~5日赤みが残ったり、小さなかさぶたができるなどしましたが、ピコフラクショナルであれば、施術を受けたあとのお肌が元の状態へと戻るまでの、ダウンタイムと呼ばれる期間を設ける必要もなくなります。

③ピコスポット~濃いシミなどにしっかりと照射し、早期改善をはかる

ピコスポットは、ソバカスや日光性色素斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などの、はっきりとして気になるシミに対して、文字通りスポット的にレーザーを照射します。

シミ部分にのみ照射することで、治療が難しかった薄い色のシミにも効果が期待できます。
今まではレーザーでシミの治療をした場合、施術後にはかさぶたができるので、テープを貼って保護をする必要がありました。
しかしピコレーザーであれば、衝撃波で色素を破壊するのでかさぶたになりにくく、テープで保護する必要がなくなり、施術した翌日からお化粧をすることも可能になりました。
特にお忙しい方などには、ストレスなく施術が受けられるのがおすすめするポイントです。

PicoSure(ピコシュア)のメリットとデメリット

メリットは?

ピコレーザーの一番大きなメリットは、従来のナノ波レーザーよりも少ない施術回数で効果が実感でき、治療が終了することでしょう。

先に述べましたように、ピコレーザーは熱によってのメラニン色素の破壊でなく、衝撃波を使ってより細かく色素を破壊するので、身体にとってはより自然にメラニン色素を体外に排出できるようになります。

また、かさぶたができないなど肌へのダメージが少ないことから、治療のあとに保護テープを貼る必要もなく、術後にダウンタイムをとってケアする必要もありません。
身体にとっても気持ちにとっても、とても負担が少ない治療方法だといえるでしょう。

デメリットは?

これまでのレーザー機器の欠点を補う形で開発されたのが、PicoSure(ピコシュア)ですから、特にこれといったデメリットはみられません。

強いてあげるなら、従来のレーザー機器のようにどの医療クリニックにもあるというわけではなく、機器を備えている医療クリニックがまだそれほど多くはないということでしょうか。
クリニックを探すひと手間はあるかもしれませんが、その手間も惜しくないほどの効果が実感できることでしょう。

今回は、最新機器のPicoSure(ピコシュア)についてご説明しましたが、いかがでしたでしょう。

様々な効果が期待できるPicoSure(ピコシュア)を、ぜひ試してみてください。

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