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ニキビ跡のクレーターは自力では治せない。美容クリニックの「ポテンツァ」がおすすめ。

公開 2023年6月7日
更新

ニキビ跡のクレーターを自力で治すことはできません。
理由はターンオーバーができない真皮層の細胞が壊れてしまっているため、自然治癒による回復は不可能です。
まずはニキビ跡がクレーターになってしまう前に、適切なニキビ治療でクレーターを予防・治療できると良いです。

よくあるご質問

ニキビ跡のクレーターは自分で治せますか?

ニキビ跡のクレーターは、ターンオーバーができない真皮層の細胞が壊れているため、自然治癒による回復は不可能です。 そのため、ニキビ跡のクレーターを自力で治すことはできません。 理想を言えば、ニキビ跡がクレーターになってしまう前に、適切な治療でニキビを治せると良いでしょう。

クレーターは自力で改善できますか?

クレーターは肌の奥深くがダメージを受けているため、簡単に治すことはできません。 色素沈着であれば長い年月をかけて徐々に薄くなっていきますが、クレーターを自力で治すことはほぼ不可能といえます。

ニキビ跡のクレーターはどのくらいの期間治療が必要ですか?

ニキビ跡のクレーターの治療は「ポテンツァ」がおすすめです。
ポテンツァはダーマペンのマイクロニードル治療と高周波RFを組み合わせた治療です。肌に微細な針穴をつくると同時に、針先から高周波RFを照射して創傷治癒の能力を高めます。針穴から美肌有効成分を直接届けることもでき、より幅広い肌の悩みに適切な治療が可能です。
クレーターの治療は月に1回の頻度で少なくとも3回は施術を受けるのがおすすめですが、症状に合わせて回数を増やします。クレーターがかなり深い場合には、5~10回施術が必要になることもあります。

凸凹したニキビ跡の治し方は?

ニキビ跡のクレーター治療は、ダーマペン4、ポテンツァ、フォトフェイシャル、サブシジョンなどさまざまな治療法があります。
お肌の状態にあった治療を提案いただくのがおすすめです。是非カウンセリングに行き診て頂いてはどうでしょうか?

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

小坂 恵
美容皮膚科看護師・美容医療ライター
小坂 恵
ライター

看護師として総合病院で病棟・外来勤務(婦人科、整形外科、脳神経外科、放射線科など)を経験。また、皮膚科専門医の下で皮膚科・形成外科・美容皮膚科のクリニックで働いた経験を活かし、美容医療ライターとして活動中。美容や医療に関する専門的な記事の執筆や監修を手がける。様々なメディアで、コラム監修、執筆等を行い、美容専門家として認定され掲載されている。

ニキビ跡のクレーターは自力で治すことはできる?

激しいニキビが治ったあとにニキビ跡が残ることがありますが、とくにクレーター状の凸凹は自力で治すのが難しく、放っておくといつまでも残ってしまいます。クレーターが浅ければ、セルフケアでもある程度目立たなくできますが、肌の深い部分にできたクレーターはセルフケアで治すのは難しいでしょう。

クレーターが自力で治せないのは、クレーターができる原因にあり

ニキビ跡には「赤み」「色素沈着」「クレーター」の3つのタイプがある

ニキビの炎症が強いと肌の奥まで炎症が進行してしまい、真皮層や皮下組織にまでダメージが及んで跡が残ってしまうことがあります。

ニキビ跡には「赤み」「色素沈着」「クレーター」の3つがあり、それぞれに受けたダメージの大きさが異なり、適した治療法も異なります。

赤みとは、ニキビの炎症が比較的軽くても生じ、血液の赤い色素であるヘモグロビンが肌に付着して落とせない状態です。時間の経過とともに徐々に軽快していきますが、赤色に反応するレーザーを照射する治療方法もあります。

色素沈着とは、ニキビの強い炎症反応から真皮を守るために、メラニン色素が過剰に生産されて茶色の色素が残ってしまったものです。肌のターンオーバーが進むとメラニン色素が排出されて、少しずつ薄くなっていきますが、きれいに消えるまでは年月がかかります。早くきれいにしたいなら、メラニンの生成やメラノサイトの活動を抑える美白化粧品やピーリング剤を用いるのも効果的です。

クレーターとは、ニキビの炎症が肌の深い部分にまで進んで組織を壊してしまった結果、肌がへこんで戻らなくなった状態です。表面の表皮層では肌を再生するターンオーバーが働きますが、真皮層から奥ではほとんど行われません。破壊された部位が再生できないのが原因で、凹んだままになってしまうのです。

クレーターは深さや凹み方で3つのタイプに分けられます。

クレーターは深さや凹み方で3つのタイプに分けられる

「アイスピック型」:ほかのクレーターよりも開口部が小さく目立ちにくい
「ローリング型」:緩やかなカーブ状のクレーターを形成していて、開口部が4~5mmと広い
「ボックス型」:凹みが浅いものと深いものがあり、凹みの境界に角ができていて底が平らなので目立ちやすい

自力でクレーターをケアする際には、ほとんどの場合で市販の化粧品が用いられますが、市販の化粧品には肌の表面を整える程度の働きしかなく、深いクレーターを治すことはできません。アイスピック型のクレーターであれば、真皮層へのダメージは狭い範囲なので肌の表面を整えるセルフケアでも多少は平らに近づけられます。

つまり、肌へのダメージが浅ければセルフケアでも多少の改善が望めますが、ダメージが深いと自力では治せません。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

クレーターになる前のニキビの暦はじめから、早めにクリニックを受診するのが良いですね。

クレーターを目立たなくしたい!セルフケア方法を紹介

クレーターを目立たなくさせるセルフケア方法

自力でクレーターをケアする方法としては、日々のスキンケアに加えて、クレーターをケアする化粧品を選びましょう。

日々のスキンケアとしては、洗顔と保湿そして紫外線対策でニキビを予防することです。ニキビができたらつぶさないようにして、ニキビが長引くときや悪化する場合には早めに皮膚科へ相談しましょう。

クレーターのケアには、古い角質を取り除くピーリング作用のあるアイテムや肌のターンオーバーをサポートする成分が入ったアイテムを用いることです。ビタミンAやビタミンCなどの美容成分が、硬くなったクレーターを柔らかくして凹凸を穏やかに整えてくれるでしょう。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

日々のスキンケアに、クレーターケアをする化粧品を使っていますか?もし、不安やわからないことがあればいつでも相談しに来てください。

セルフダーマペンでクレーターをケアするのは危険

セルフダーマペンでクレーターをケアするのは危険

クレーターに効果的な治療として「ダーマペン」が知られています。クレーターを自力で治すときにセルフダーマペンの使用を検討している方もいらっしゃるかもしれませんが、針の取り扱いや深度の調整が難しく、逆に肌へ負担をかけてしまいかねません。

また、炎症が続いているニキビや膿を持ったニキビにセルフダーマペンを行ってしまうと、ニキビを悪化させてしまい、さらなるトラブルに発展する可能性もあります。

医療用ダーマペンより精度が劣るセルフダーマペンでは、肌トラブルを起こすリスクが高くおすすめできません。

はじめに説明した通り、セルフケアでは肌の表面にしかアプローチできないため限界があります。本気で肌のクレーターをなくしたいなら、美容クリニックでクレーターの治療を受けましょう。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

ニキビ、ニキビ跡の治療を自己判断で何かをする事は、場合によっては危険な行為になります!なるべく早めにクリニックを受診しましょう。

クレーターを治すならクリニックでの治療がおすすめ

クレーターを確実に治したいなら、真皮層や皮下脂肪組織を再生させる治療がおすすめです。美容皮膚科では、美容医療のチカラで肌のターンオーバーを促し、肌の修復機能を活性化させてクレーターを治します。

セルフケアよりも早く肌が滑らかになって、メイクをするときの違いも実感できるでしょう。美容クリニックで行われている代表的な肌のクレーター治療を3つ紹介します。

ダーマペン4

肌のクレーターを治す治療のひとつに「ダーマペン」があります。髪の毛よりも細いマイクロニードルを何本も装備したチップを高速振動させて、肌に無数の穴を開けて創傷治癒による肌の再生を促します。針穴からコラーゲンピールなど美容有効成分を浸透させて、目的に合わせた美肌効果を高めることも可能です。

クレーター治療では針を肌に深く刺すため、赤みや出血、腫れなどの副作用がより強く出ます。そのため、ダウンタイムも約4~7日と長くなりますが、肌が落ち着くと同時に肌質の変化も実感できます。

ダーマペンでクレーターを治すなら、月に1回の頻度で5回は施術するのがおすすめです。複数回受けていく間に少しずつ凹凸が滑らかになっていくでしょう。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

針とクリニックで使用する薬剤を使用し、お肌を刺激することで、肌質改善を目指していきます。

ポテンツァ

ポテンツァはダーマペンのマイクロニードル治療と高周波RFを組み合わせた治療です。肌に微細な針穴をつくると同時に、針先から高周波RFを照射して創傷治癒の能力を高めます。針穴から美肌有効成分を直接届けることもでき、より幅広い肌の悩みに適切な治療が可能です。

ポテンツァには皮膚を吸引しながら針を刺す仕組みになっていて、ダーマペンと比べると痛みが少なく感じられます。また、高周波RFのおかげで止血できて副作用が少なく、ダウンタイムは長くても約1週間です。

クレーターの治療は月に1回の頻度で少なくとも3回は施術を受けるのがおすすめですが、症状に合わせて回数を増やします。クレーターがかなり深い場合には、5~10回施術が必要になることもあります。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

ダーマペンの施術と比べると、出血や傷あと等のダウンタイムが短い治療です。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、ニキビ跡のクレーターによく行われている一般的な治療で、脱毛レーザーとは異なる作用があります。細かな点状のレーザーで真皮層に穴を開けて創傷治癒を活性化させ、凹んでクレーターになっている部分を再生させます。

フラクショナルレーザーの治療では、肌に熱ダメージが加わることで赤みや出血、色素沈着といった副作用が生じやすく、かさぶたもできるためダウンタイムは約1週間です。

フラクショナルレーザーでクレーターを治すには、月に1回の頻度で3~5回の施術を受けると、肌質が滑らかになっていくのが分かるでしょう。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子

フラクショナルレーザーの中でも、赤み、出血、色素沈着といったダウンタイムの長いCO2フラクショナルレーザーではなく、当院では、PICOフラクショナルレーザーを使用しています。ダウンタイムはほとんどなく、治療効果も期待できますので、オススメの施術です。

クレーター治療の比較

  フラクショナルレーザー ダーマペン ポテンツァ
効果 真皮層までのクレーターの改善が可能 真皮層までのクレーターの改善が可能 皮下組織まで到達している深いクレーターの改善も可能
副作用 出血、赤み、色素沈着 赤み、出血、腫れ 赤み、熱感、腫れ
ダウンタイム 約1週間 約4~7日 約6~7日
施術回数 3~5回 約5回 約3~10回
費用の相場
(全顔)
1~5万円/1回 2~3万円/1回 10~20万円/1回
フラクショナルレーザー
効果 真皮層までのクレーターの改善が可能
副作用 出血、赤み、色素沈着
ダウンタイム 約1週間
施術回数 3~5回
費用の相場(全顔) 1~5万円/1回
ダーマペン
効果 真皮層までのクレーターの改善が可能
副作用 赤み、出血、腫れ
ダウンタイム 約4~7日
施術回数 約5回
費用の相場(全顔) 2~3万円/1回
ポテンツァ
効果 皮下組織まで到達している深いクレーターの改善も可能
副作用 赤み、熱感、腫れ
ダウンタイム 約6~7日
施術回数 約3~10回
費用の相場(全顔) 10~20万円/1回

クレーター治療についてのよくあるQA

クレーター治療についてのよくあるQA

クレーター治療をうける患者様からよくある疑問についてご紹介します。

Q1.クレーター治療の痛みは?

クレーター治療はどれも副作用が少なくダウンタイムも短い治療ですが、痛みが気になる場合には表面麻酔などを使用することができます。クリニックによって施術費用にもともと組み込まれている場合やオプションで追加料金が発生する場合があり、それぞれのクリニックでカウンセリングを受ける際に確認してみましょう。

Q2.クレーターはどれくらいで治る?

クレーターを治す施術回数は、治療によって目安となる回数があります。クレーターの深さやサイズ、目指している肌の状態などによって、施術回数が増えたり減ったりする可能性もあります。カウンセリングである程度の回数を提示されますが、治療を進めていく過程で予定より少ない回数で治療が追わることも珍しくありません。もし追加治療が必要な場合には、医師から事前に説明があるでしょう。