サブシジョンで深いニキビ跡を撃退!ダウンタイムや効果と症例も紹介

更新日

ニキビ跡はセルフケアによる対処が難しい症状です。いざニキビ跡を治療しようと思っても、どんな治療法を選べば良いか悩みますよね。
今回は深いニキビ跡におすすめの治療法、サブシジョンについて紹介します。サブシジョンのダウンタイムや効果、ほかの治療法との違いを解説するので、ニキビ治療にお悩みの方はぜひ最後までお読みください。

医師アイコン
MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

柏 あかり
薬剤師/医療ライター
柏 あかり
ライター

大新卒時よりドラッグストア薬剤師として調剤・OTCを幅広く経験。現在は医療ライターとして活動している。医療に関して、わかりやすく正確なコンテンツ作成を得意とする。

サブシジョンとは?

サブシジョンとは?

サブシジョンは医療用の専用針を皮膚表面から刺し、皮膚表面と皮下組織の癒着をはがす治療法です。皮膚を切ることなく皮膚の深部にアプローチするため、皮膚へのダメージが少ないという特徴があります。

サブシジョンの治療法

深いニキビ跡では皮膚組織が皮下組織と癒着し、引っ張られて陥没しています。サブシジョンにより皮膚深部の硬い線維を針で直接ほぐすと、癒着が剥がれて肌がなめらかになります。
※サブシジョンは医薬品医療機器等法上、未承認の治療法です。保険適用外のため、自費診療となります。

サブシジョンはこんなニキビ跡のお悩みにおすすめ

サブシジョンはこんなニキビ跡のお悩みにおすすめ

サブシジョンは次のようなお悩みをもつ方におすすめの治療法です。

  • ●皮膚の凹凸が目立つ
  • ●深いクレーター等、重度のニキビ跡を治療したい
  • ●ほかの治療法でニキビ跡が改善されない
  • ●毛穴の開きが気になる

また、ニキビ跡にはいくつか種類があり、サブシジョンはそのうちローリングタイプ、ボックスタイプの深いニキビ跡に有効です。
ボックスタイプの浅い凹凸やアイスピックタイプのニキビ跡には、ピーリングやピコフラクショナルなどほかの治療法が適しています。

ニキビ跡の
タイプ
ローリングタイプ ボックスタイプ アイスピックタイプ
特徴
  • ●開口部が4mm以上
  • ●緩やかにくぼんでいる
  • ●真皮が筋膜に癒着し、皮膚が線維によって内側に引っ張られている状態
  • ●表面がほぼ直角にくぼみ、ニキビ跡の底面が平たくなっている
  • ●浅い凹凸は、ピーリング・ピコフラクショナルなどが有効
  • ●開口部が2mm以下
  • ●真皮よりも深い部分までくぼんでいる
  • ●真皮の下に瘢痕(傷跡)
  • ●ピコフラクショナルでの治療がおすすめ
サブシジョンとの相性 ◎ ○(深い凹凸のみ) ×
イメージ ローリングタイプイメージ図 ボックスタイプイメージ図 アイスピックタイプタイプイメージ図
ローリングタイプ
特徴
  • ●開口部が4mm以上
  • ●緩やかにくぼんでいる
  • ●真皮が筋膜に癒着し、皮膚が線維によって内側に引っ張られている状態
サブシジョンとの相性 ◎
イメージ ローリングタイプイメージ図
ボックスタイプ
特徴
  • ●表面がほぼ直角にくぼみ、ニキビ跡の底面が平たくなっている
  • ●浅い凹凸は、ピーリング・ピコフラクショナルなどが有効
サブシジョンとの相性 ○(深い凹凸のみ)
イメージ ボックスタイプイメージ図
アイスピックタイプ
特徴
  • ●開口部が2mm以下
  • ●真皮よりも深い部分までくぼんでいる
  • ●真皮の下に瘢痕(傷跡)
  • ●ピコフラクショナルでの治療がおすすめ
サブシジョンとの相性 ×
イメージ アイスピックタイプタイプイメージ図

当院でサブシジョンをご希望される場合、医師が肌を診察して適応かどうか判断いたします。

サブシジョンで期待できる効果や特徴

サブシジョンの特徴や、期待できる効果について解説します。

ダウンタイムが少ない

サブシジョンでは皮膚表面を切らずに皮膚の深部へ針を挿入するため、皮膚表面へのダメージの軽減が期待できます。よってダウンタイムが少なく、重大な合併症も起こりにくいと言われています。

皮膚のターンオーバーを促進する

皮膚のターンオーバーを促進する

サブシジョンは針を皮膚の深部へ刺すことで、皮膚の治癒力を高めターンオーバーを促進します。

サブシジョンの症例

当院における、サブシジョンを3回受けた患者様の症例写真を紹介します。

【施術名】
ニキビ跡・クレーター治療(サブシジョン)

【施術説明】
医療用の針を皮下に刺し、表皮と筋膜の癒着を剥がす施術です。

【リスク・副作用】
腫れ・痛み・内出血・赤み

【料金】
20,000円

症例1.頬にあるニキビ跡の凹み

症例1.頬にあるニキビ跡の凹み

施術前(写真左上)では頬全体にニキビ跡が目立ちましたが、サブシジョン3回目後(写真右下)には凹凸が目立たないなめらかな肌になりました。

症例2.お顔全体にあるニキビ跡の凹み

症例2.お顔全体にあるニキビ跡の凹み

施術前(写真左上)ではお顔全体にクレーター状のニキビ跡が見られますが、サブシジョン3回目後(写真右下)では全体的にニキビ跡が目立たなくなりました。

サブシジョンのダウンタイムや副作用

サブシジョンのダウンタイムや副作用について解説します。

サブシジョンのダウンタイム

サブシジョンは針を用いるため内出血が出ることがあり、ダウンタイムは1~2週間が目安です。施術範囲によりその程度は異なります。

サブシジョンの施術後は次の点に注意しましょう。

  • ●シャワー・洗顔・入浴は施術当日から可能ですが、長風呂はお控えください。
  • ●メイクは翌日から可能です。
  • ●当日の激しい運動・飲酒はお控えください。
  • ●治療の跡が回復するまでは、入念に紫外線対策を行ってください。

サブシジョンの副作用

サブシジョンの副作用として、次の症状が現れることがあります。

  • ●内出血
  • ●腫れ
  • ●赤み
  • ●熱感
  • ●むくみ
  • ●痛み

これらの副作用のうちほとんどは数日以内に消失しますが、まれに長引く例も報告されています。また、施術後に皮膚の陥没が再発する場合があり、その場合は複数回のサブシジョン施術が推奨されます。

また、下記に当てはまる方はサブシジョンを受けられません。

  • ●妊娠中、または妊娠の可能性がある方
  • ●真性ケロイド体質の方
  • ●抗凝固剤を服用している方

サブシジョンとほかのニキビ跡治療との違いは?

ニキビ治療にはサブシジョンのほかにも、ポテンツァやダーマペンなどさまざまな治療法があります。サブシジョンとの違いを比較しました。

ニキビ跡治療の比較

治療 サブシジョン ダーマペン ポテンツァ ピコ
フラクショナル
治療法 医療針を皮膚表面に挿入し、皮膚表面と皮下組織の癒着をはがす 皮膚の表皮層に微細な穴を開け、自然治癒力で肌を再生させる 微細な針を皮下へ刺入し、針先からRF(高周波)を照射する レーザーをシャワーのように照射し、皮膚深層の線維芽細胞を刺激する
期待できる
効果
ニキビ跡・凹凸クレーター肌質・毛穴の開き・くすみ改善 ニキビ・美白・ニキビ跡・毛穴の開き・肌のたるみ・クレーター・傷跡 ニキビ・ニキビ跡・クレーター肌質・肝斑・毛穴の開き・赤ら顔・美肌 毛穴の開き・たるみ・小じわ・くすみ・ニキビ跡
ダウン
タイム
1~2週間 2~7日 0~2日程度(細かいカサブタなどが1週間程度残る場合があります) 24時間以内
当院の料金
(すべて税込)
2cm×2cm
(4cm²)当たり
20,000円 初回限定 12,800円 頬
初回限定
29,800円 全顔
初回
25,000円
1回 50,000円
3cm×3cm
(9cm²)当たり
30,000円 1回 24,800円 頬
1回
55,000円 3回 95,000円
3回 66,000円 5回 140,000円
副作用 内出血・腫れ・赤み・熱感・むくみ・痛み 赤み・発疹・かゆみ・腫れ・皮剥け・内出血 赤み・腫れ・痛み・出血 赤み・乾燥・かさぶた
サブシジョン
治療法 医療針を皮膚表面に挿入し、皮膚表面と皮下組織の癒着をはがす
期待できる
効果
ニキビ跡・凹凸クレーター肌質・毛穴の開き・くすみ改善
ダウン
タイム
1~2週間
当院の料金
(すべて税込)
2cm×2cm
(4cm²)当たり
20,000円
3cm×3cm
(9cm²)当たり
30,000円
副作用 内出血・腫れ・赤み・熱感・むくみ・痛み
ダーマペン
治療法 皮膚の表皮層に微細な穴を開け、自然治癒力で肌を再生させる
期待できる
効果
ニキビ・美白・ニキビ跡・毛穴の開き・肌のたるみ・クレーター・傷跡
ダウン
タイム
2~7日
当院の料金
(すべて税込)
初回限定 12,800円
1回 24,800円
3回 66,000円
副作用 赤み・発疹・かゆみ・腫れ・皮剥け・内出血
ポテンツァ
治療法 微細な針を皮下へ刺入し、針先からRF(高周波)を照射する
期待できる
効果
ニキビ・ニキビ跡・クレーター肌質・肝斑・毛穴の開き・赤ら顔・美肌
ダウン
タイム
0~2日程度(細かいカサブタなどが1週間程度残る場合があります)
当院の料金
(すべて税込)
頬
初回限定
29,800円
頬
1回
55,000円
副作用 赤み・腫れ・痛み・出血
ピコフラクショナル
治療法 レーザーをシャワーのように照射し、皮膚深層の線維芽細胞を刺激する
期待できる
効果
毛穴の開き・たるみ・小じわ・くすみ・ニキビ跡
ダウン
タイム
24時間以内
当院の料金
(すべて税込)
全顔 初回 25,000円
1回 50,000円
3回 95,000円
5回 140,000円
副作用 赤み・乾燥・かさぶた

ダーマペンの特徴

ダーマペンの特徴

ダーマペンとは超極細針で肌の表面に微細な穴を開け、肌の治癒力を高めて皮膚を修復させる治療法です。皮膚が修復される過程で、ニキビやニキビ跡の改善が期待できます。
サブシジョンは皮膚の深部へアプローチする一方、ダーマペンの治療は症状に合わせて針を刺す深さを変えられるため、幅広いお悩みに対応可能です。

当クリニックでは最新の「ダーマペン4」を採用しており、従来のものよりダウンタイムが少なくなっています。
ダーマペンは日本では未承認の治療法ですが、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)よりニキビ、ニキビ跡に対する治療として承認されています。

ポテンツァの特徴

ポテンツァの特徴

ポテンツァは極細の針を皮膚に刺入し、その際にRFを照射する美容機器です。真皮層に熱エネルギーを与えてたんぱく質の収縮を起こし、肌のリフトアップが期待できます。熱により出血を抑えられるため、ダウンタイムが0~2日程度と少ないのが特徴です。

ポテンツァも日本では未承認の治療法ですが、アメリカではFDA(アメリカ食品医薬品局)よりニキビ、ニキビ跡に対する治療として承認されています。

ピコフラクショナルの特徴

ピコフラクショナルの特徴

真皮より深い層まで達するアイスピックタイプのニキビ跡には、ピコフラクショナルがおすすめです。
ピコフラクショナルとはピコレーザーの一つで、高エネルギーのレーザーをシャワーのように照射する方法です。レーザーが皮膚の深い層に存在する繊維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。
ピコフラクショナルは衝撃波を表皮の内側に作用させるため、従来のレーザーよりも皮膚表面へのダメージを軽減できるという特徴があります。

当クリニックで採用しているピコレーザーは、アメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)よりシミ、しわ、ニキビ跡に対する治療として承認されています。

よくあるQA

サブシジョンについて、よくある質問をまとめました。

Q.サブシジョンとポテンツァは併用できますか?

サブシジョンとポテンツァは基本的に併用可能です。ポテンツァで皮膚表面へ、サブシジョンで皮膚深部へアプローチすることで、幅広い症状の改善が期待できます。

Q.サブシジョンにより、しこりができることがあると聞いたのですが?

しこりはサブシジョンによる副作用として報告されていますが、そのほとんどは数日で自然に消失します。