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消したい!作りたくない!シワの予防策ってあるの?

公開 2019年8月26日
更新

10代、20代の頃は全く気にしていなかった「シワ」。
ある時に、急に気になってきたことありませんか?
シワは見た目を老けさせてしまいますし、取りたくても自分ではなかなか取れません。何か自分でできるケアはないのでしょうか?
例えば、ニキビや吹き出物は食生活に気を使ったり、普段のスキンケアである程度対策できますが、シワはどう対策したらいいのでしょうか?
今回の記事はシワの原因や対策について知ってもらうことができ、、対策がわかる内容になっています♪

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MBC・麻布十番 院長
立花 義浩
監修者

専門科目:皮膚科/美容皮膚科。北海道大学精神医学教室、北海道大学救急医学教室、東京慈恵医大救急医学教室にて修練を重ねた経験をもつ。また、銀座にて美容皮膚科医として、都内皮膚科クリニックにて、皮膚科医としての勤務経験をもつ。

シワの原因

シワは主に乾燥、紫外線、加齢によって表皮や真皮に変化が起こりできるものと言われています。

原因が乾燥の場合:

乾燥には2つのパターンがあります。気温や湿度の変化による乾燥と、加齢によりお肌の水分保持ができなくなることによる乾燥です。季節の変化によって温度や湿度は変わるので、こちらは対策することや予防することがある程度は可能だと思います。ただ、加齢による乾燥は、その場しのぎの対策では効果がなく、日々のスキンケアを今までどのくらいやってきたか、また日々の食生活や生活サイクルによっても変わってきます。
また、加齢により、お肌のターンオーバーサイクルが乱れてしまうと、お肌が元の状態に戻るまでに時間がかかってしまい乾燥によるダメージから回復するのに時間がかかったり、不規則な生活により皮脂腺から適切な量の皮脂が出せなくなったりしてより乾燥したりします。他にも、睡眠が不足しているとお肌の回復が出来ないですし、お菓子ばかり食べたり、インスタント食品などの食事が多い方は栄養が足りていないことで肌の再生ができず、うるおいを与えられなかったりします。シワの原因となる乾燥は毎日のスキンケアと生活習慣で改善されるものなので、今から変えていくことで2年後3年後が大きく変わりそうです。睡眠は7~8時間くらい、食事はバランスよくとりましょう。

原因が紫外線の場合:

紫外線は肌に炎症反応を起こしてしまいます。日焼けのように赤くなってしまうのは炎症反応がおこっている印です。紫外線に当たると、肌の防御機能が働き、メラニンを生成して肌が黒くなっていきますが、それだけではなく、コラーゲンを分解してしまう酵素を過剰に生成してしまいます。つまり、弾力が減ってしまう為、シワにつながるのです。この対策としては日焼け止めを小まめに塗ったり、帽子をかぶったりして紫外線をなるだけ避けること、また影響を受けてしまった場合には念入りにアフターケアのスキンケアをすることです。特に化粧水の量を普段よりも多めに入れて、乾燥したお肌に潤いを与えてあげてください。またお肌はやけどしたような状態なので、日焼けしてしまった場合には、アロエのジェルなどを塗り冷やしつつ、炎症を抑えるようにしましょう。早めの対応が大切です。

原因が加齢の場合:

加齢によるシワで代表的なものは、「表情じわ」です。
例えば「笑いジワ」の場合は、本来であれば笑った時にだけシワができる状態です。それが20代、30代と年を重ねるにつれて、真顔になったときにも、うっすらシワが残るようになり、さらに年を重ねるとそれが深くなり、結果シワになってしまうというものです。笑いジワは素敵なシワであることも事実ですが、若々しくみえるものではありません。
表情によるシワは、自分の顔の表情に沿ってできるものなので、一度できてしまうとなかなか治らず、出来てしまったシワを治すのは、ほぼ不可能と言われています。それは毎日の表情のクセを変えることがとても難しいからです。意識的にしている表情なら変えられるかもしれませんが、無意識でやっている表情を直すのは至難の業です。
シミやくすみ、ニキビなどの肌トラブルは、お肌のターンオーバーを元に戻せば比較的簡単に治るものと言われていますが、シワは出来てしまったらなかなか治せないし、予防にも限界がある、避けては通れない悩みということです!

シワ治療は何か対策はないの?

今までの対策方法は、クリームを塗ったり、コンシーラーで埋めたりとその場しのぎの解決策が多かったと思います。これらの方法はシワの根本的な原因を解決していないので、シワについて悩むことは変わりません。クリームや美容液の場合、20代、30代くらいまでにできる、乾燥が原因の「小ジワ」には効果があるのですが、表情ジワには効果が出づらいようです。

さて、美容整形外科クリニックに行くと、オススメされるのは基本的にはヒアルロン酸注射です。これはヒアルロン酸を少量だけ、気になる箇所にピンポイントで入れることで肌を膨らませてシワを失くす方法です。大変効果があるのですが、顔に注射する為、ちょっと怖かったりもします。
今までは、シワは仕方ない!とあきらめるか、勇気を出して注射してみるかの2択だったのですが、実はそれ以外の方法があるのです!
それが「HIFU」という技術です。これは自分が気になる所に超音波を当てることで、衰えていた組織を活性化させるという技術です。超音波を集中的に当ててもらうことで、シワを作り出している筋膜に刺激を与えて、張りを出しシワを失くすという方法です。これは切ったり、注射したりする必要はなく、気になる部分に専用の機械をあてるだけですし、腫れたり、赤くなったりすることなく効果が出るので、ダウンタイムもほとんどありません。一回の施術で効果が分かる方が多いのも特徴です。

深く入ってしまった表情ジワは超音波でなくして、そこから念入りなスキンケアをしてゆけば、若々しい見た目を長く続けられそうですよね。