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スネコスのニキビ跡やクレーターへの効果が凄い⁉ニキビ治療法を比較

公開 2023年1月28日
更新 2023年9月2日

スネコス注射は肌の弾力やハリを根本的に回復させる肌再生治療です。イタリアで開発された注入剤で、次世代のヒアルロン酸と呼ばれています。従来のヒアルロン酸と違い、自然な形で肌を若返らせたい方に人気です。

肌のしわやたるみ、目の下のクマなど、さまざまな肌悩みを改善するのに用いられています。ニキビ跡の治療にも効果的といわれているため、気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、スネコス注射のニキビ跡やクレーターへの効果、他の治療法との違いについて詳しく解説しています。ニキビ跡の治療法選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

弥づき 飛ろ
美容マニア
弥づき 飛ろ(やづき ひろ)
ライター

美容マニアで、多数の美顔器やコスメなどを試して、体験談を発信している。また、美容治療についても、美容注射、レーザー、小顔矯正、ハイフ、美白施術などの施術体験がある。実体験を交えた情報発信に共感する女性ファンが多数。

スネコス注射にはニキビ跡の凹みを目立たなくさせる効果あり!

ニキビ跡の種類には、赤みや色素沈着、クレーターなどがあります。ニキビ跡のクレーターの原因は、ニキビの炎症が肌の真皮層にまでダメージを与えることで起こります。

真皮層では肌の表面のようなターンオーバーが行われません。そのため一度ダメージを受けると、組織を修復する過程で、真皮組織が変化をし、肌に凹凸ができてしまいます。

スネコスとは、非架橋のヒアルロン酸と6種類のアミノ酸が特殊な比率で配合された注入剤です。肌の真皮層にある繊維芽細胞を刺激することで、コラーゲンやエラスチンの生成を促します。スネコス注射は肌の弾力やハリが増すため、ニキビ跡の凹凸を目立たなくさせるのに効果的です。

【6種類のヒアルロン酸の成分と効果】

・グリシン・L-プロリン・L-リジン 
 コラーゲンの産生を促進し肌のハリを出す

・L-アラニン・L-バリン 
 エラスチンの産生を促進

・L-ロイシン 
 タンパク質の合成を促す

スネコスには「スネコス200」「スネコス1200」の2種類があります。どちらもニキビ跡の治療に用いられますが、深く大きなニキビ跡にはスネコス200とスネコス1200を併用して使用します。

種類 スネコス200 スネコス1200
成分 低分子ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸 中分子ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸
特徴 真皮のハリ・小じわの改善 ほうれい線などの深いしわの改善

スネコス注射の効果についてさらに詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。「スネコス注射の効果/持続期間/回数は?ヒアルロン酸よりリスク低い?」

ニキビ跡の種類別、おすすめの治療法

ニキビ跡の種類や肌の症状などによって適している治療法が異なります。まずは自分の症状を知ることが大切です。ここでは、それぞれの治療法の特徴や適しているニキビ跡の種類について解説します。

治療法 特徴 適している
ニキビ跡
1回の費用相場
(顔全体 1回)
治療頻度の目安
スネコス注射 ・肌の真皮層に働きかける再生治療
・自然な仕上がり
・クレーター 55,000~77,000円 1~2週間ごとに4~8回注入
ピコレーザー ・従来のレーザーと比較して肌への負担が少ない
・3つの照射モードでさまざまな肌悩みに対応
・クレーター
・色素沈着
・ピコフラクショナル
30,000~70,000円
・ピコスポット
10,000~20,000円程度
・ピコフラクショナル
2週間ごとの治療
※回数は肌の改善状況による
・ピコトーニング
2週間〜4週間ごとの治療
※回数は肌の改善状態による。
ケミカルピーリング ・肌表面の古い角質や毛穴に詰まった角栓を取り除く
・痛みやダウンタイムが少ない
・毛穴の開き
・軽度の凹凸
・色素沈着
4,500~20,000円 2週間ごとに6~8回
※その後月1回でのメンテナンスがおすすめ
イオン導入 ・微弱な電流でニキビに有効な成分を浸透させる
・痛みがほとんどない
・赤み
・色素沈着
・毛穴の開き
5,000~20,000円 1~2週間ごとに1回
※継続して使用するのがおすすめ
ダーマペン4 ・肌の創傷治癒力の向上とターンオーバーの促進
・痛みやダウンタイムが少ない
・クレーター
・ケロイド
20,000~40,000円 ・3~4週間に1度のペースで5回程度
※その後肌の状態によりメンテナンス
ポテンツァ ・マイクロニードルと高周波による治療
・真皮層に薬剤を均一に注入できる
・クレーター
・毛穴の開き
100,000~200,000円
※ニキビを個数で治療する場合は費用を抑えられます。
・1~2ヵ月に1回のペースで3~10回
※ニキビ跡の深さによって回数が異なります
フォトフェイシャル ・IPLという光を照射する治療
・フィルターを変えることでオーダーメイドの治療が可能
・赤みや炎症
・色素沈着
・毛穴の開き
10,000~30,000円 3~4週間に1度のペースで4~5回
※症状によって回数は異なります
特徴
スネコス注射 ・肌の真皮層に働きかける再生治療
・自然な仕上がり
ピコレーザー ・従来のレーザーと比較して肌への負担が少ない
・3つの照射モードでさまざまな肌悩みに対応
ケミカルピーリング ・肌表面の古い角質や毛穴に詰まった角栓を取り除く
・痛みやダウンタイムが少ない
イオン導入 ・微弱な電流でニキビに有効な成分を浸透させる
・痛みがほとんどない
ダーマペン4 ・肌の創傷治癒力の向上とターンオーバーの促進
・痛みやダウンタイムが少ない
ポテンツァ ・マイクロニードルと高周波による治療
・真皮層に薬剤を均一に注入できる
フォトフェイシャル ・IPLという光を照射する治療
・フィルターを変えることでオーダーメイドの治療が可能
適しているニキビ跡
スネコス注射 ・クレーター
ピコレーザー ・クレーター
・色素沈着
ケミカルピーリング ・毛穴の開き
・軽度の凹凸
・色素沈着
イオン導入 ・赤み
・色素沈着
・毛穴の開き
ダーマペン4 ・クレーター
・ケロイド
ポテンツァ ・クレーター
・毛穴の開き
フォトフェイシャル ・赤みや炎症
・色素沈着
・毛穴の開き
1回の費用相場(顔全体 1回)
スネコス注射 55,000~77,000円
ピコレーザー ・ピコフラクショナル
30,000~70,000円
・ピコスポット
10,000~20,000円程度
ケミカルピーリング 4,500~20,000円
イオン導入 5,000~20,000円
ダーマペン4 20,000~40,000円
ポテンツァ 100,000~200,000円
※ニキビを個数で治療する場合は費用を抑えられます。
フォトフェイシャル 10,000~30,000円
治療頻度の目安
スネコス注射 1~2週間ごとに4~8回注入
ピコレーザー ・ピコフラクショナル
2週間ごとの治療
※回数は肌の改善状況による
・ピコトーニング
2週間〜4週間ごとの治療
※回数は肌の改善状態による。
ケミカルピーリング 2週間ごとに6~8回
※その後月1回でのメンテナンスがおすすめ
イオン導入 1~2週間ごとに1回
※継続して使用するのがおすすめ
ダーマペン4 ・3~4週間に1度のペースで5回程度
※その後肌の状態によりメンテナンス
ポテンツァ ・1~2ヵ月に1回のペースで3~10回
※ニキビ跡の深さによって回数が異なります
フォトフェイシャル 3~4週間に1度のペースで4~5回
※症状によって回数は異なります

ピコレーザー

ピコレーザー

ピコレーザーは、照射時間が短く、肌への負担や痛みが少ないレーザー治療です。3種類の照射モード「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」「ピコスポット」があります。

ピコトーニングは低出力のレーザーを顔の広い範囲に照射することができ、顔全体のくすみや色ムラの症状を改善に導きます。ニキビ跡に効果的なのはピコフラクショナルとピコトーニングです。

ピコフラクショナルは、点状のレーザーを肌の深部に照射します。真皮層の繊維芽細胞を刺激し肌再生を促進させるため、クレーターの治療に効果的です。また、ピコトーニングは、お顔全体に照射する、レーザーシャワーで、ニキビによる色素沈着に有効です。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、肌に薬剤を塗布することで古い角質を溶かすピーリング治療です。ニキビやニキビ跡、毛穴の開き、黒ずみ、シミ、小じわなどの改善に効果を発揮します。改善したい肌の症状によって薬剤の種類が異なります。

ニキビ治療に適しているのは、サリチル酸マクロゴールピーリングです。サリチル酸(BHA)は強酸であるため、角質層のピーリングを確実に行うことが可能です。

肌表面の角質や毛穴に詰まった角栓を取り除き、新しい角質を生成します。肌のターンオーバーが正常に行われることで、ニキビができにくい肌へと導きます。ニキビ跡の軽度の凹凸や毛穴の開き、色素沈着を改善するのに効果的です。

イオン導入

イオン導入

イオン導入は、微弱な電流を用いた治療法です。皮膚には外部からの異物の侵入を防ぐため、バリア機能が備わっています。微弱な電流を流すことでバリア機能が弱まり、有効な成分を肌の奥深くに浸透させることができるのです。

イオン導入に使用されるビタミンCやトラネキサム酸は、ニキビ治療に効果を発揮します。ビタミンCは皮脂の過剰分泌を抑制するため、新たなニキビができにくくするのに効果的です。トラネキサム酸は、肌の炎症やメラニンの生成を抑える働きがあります。

ニキビ跡の赤みや色素沈着、毛穴の開きを改善するのに適している治療です。ケミカルピーリングと併用することで、相乗効果を得ることができます。

ダーマペン4

ダーマペン4は超極細の針で肌の表面に小さな穴をあけ、薬剤を肌の真皮層に浸透させる治療法です。肌の創傷治癒力を向上させることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、肌のターンオーバーを正常に導きます。

そのため、真皮層にまでダメージのあるクレーターやケロイドといった重度のニキビ跡の治療に効果的です。またニキビ跡の治療だけでなく、しわやたるみ、毛穴の開き、シミ、くすみなど、肌全体のトラブル改善にも用いられます。

また、当院で使用している最新型「ダーマペン4」は、従来のダーマペンと比べて施術時間が短縮され、痛みやダウンタイムが少ないこともメリットです。

ポテンツァ

ポテンツァ

ポテンツァはマイクロニードルRF(高周波)治療器の一つです。極細の針を刺して、針先から高周波RF(ラジオ波)を照射します。高周波RFは、肌表面に損傷を与えず真皮層に熱エネルギーを加えるため、コラーゲンやエラスチンの生成を高めるのに効果的です。

また、施術と同時に薬剤を導入することができます。ポテンツァの特徴は、独自のドラッグデリバリーシステムです。特殊なポンピングチップで真皮層に薬剤を均一にしっかり注入できます。

ニキビやニキビ跡のクレーター、赤ら顔、毛穴の開き、肝斑などの肌悩みに働きかけます。特に重度のクレーターや繰り返しできるニキビ治療に効果的です。

ポテンツァとダーマペンはどちらもマイクロニードル治療で、その違いが分かりづらいかもしれません。詳しく知りたい方は「ポテンツァとダーマペンの違い|症状別おすすめの治療法を紹介」の記事も参考にしてください。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)という特殊な光を照射する治療です。表皮層のメラニンや毛細血管に反応するため、シミやくすみ、赤ら顔、ニキビ、ニキビ跡などの改善に効果を発揮します。

特にニキビ跡の治療では、赤みや炎症、色素沈着、毛穴の開きなどに効果的です。フォトフェイシャルの機種の中でも厚生労働省から認可を受けている「ステラM22」は、フィルターが豊富にあります。

フィルターを変えることで、一人ひとりに合ったオーダーメイドの治療が可能です。また、ケミカルピーリングやイオン導入と併用して治療すると、より高い効果が期待できます。痛みやダウンタイムが少ないため、はじめて治療する方でも安心です。

早く効果を感じたい人にはポテンツァ、費用を安く抑えたい人にはケミカルピーリング

早く効果を実感したい方には「ポテンツァ」がおすすめです。肌のターンオーバーに沿って、1ヶ月ほどで効果を実感できるでしょう。施術の間隔が長いので、頻繁にクリニックに通うのが難しい方に向いています。

費用を安く抑えたい方には「ケミカルピーリング」です。クリニックによっては1回4,500円ほどで受けられます。ニキビによる毛穴の開きや黒ずみだけでなく、軽度の肌の凹凸にもアプローチすることが可能です。

ただし、治療法によって得られる効果がそれぞれ異なります。重度のニキビ跡にはポテンツァやダーマペン、スネコス注射が向いています。まずは、自分のニキビ跡がどのような状態なのかを知ることが大切です。治療法に迷ったら、クリニックで医師に相談してみましょう。

ニキビ跡の状態によって最適な治療をご提案

今回は、ニキビ跡に効果的な治療法をいくつかご紹介しました。それぞれの治療法には向いているニキビ跡があります。スネコスは肌再生治療として注目されていますが、ニキビ跡のクレーターに効果があることを知らなかったという方もいるのではないでしょうか。

ニキビ跡は自分で間違った治療をしてしまうと、症状を悪化させてしまうこともあるため危険です。クリニックでは、ニキビ跡の状態に合った最適な治療を提案してくれます。

ニキビ跡に悩んでいる方は、クリニックを受診して自分に適した治療を受けましょう。滑らかで健康的な肌を手に入れるために、1日でも早く治療を始めることをおすすめします。