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医師と美容専門家が教えるエイジングケアにおすすめのスキンケアと施術メニュー

公開 2023年3月30日
更新 2024年4月7日

年齢とともに変化する肌の状態にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。体力が低下するように、年齢を重ねるごとに肌の状態も変化していきます。肌の代謝が衰えてくる25〜28歳くらいになったら、本格的にエイジングケアを開始するタイミングといえます。

そこでこの記事では、エイジングケアの方法や年齢別に合ったエイジングケア美容治療について紹介します。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

今江 美緒
今江 美緒
ライター

エステティシャンとして勤務後、看護師に転身。がん専門急性期病院、慢性期病院で勤務後、フリーランス看護師として活動しながらライターとして健康や美容、医療に関する記事執筆を行う。自身が難病の皮膚病「酒さ」を患い完治させた経験を持ち、さらに美容と医療現場での経験から、皮膚疾患への知見や皮膚理論の知識を習得。自身でも歯列矯正、医療脱毛、ヒアルロン酸注射などの美容医療の治療経験を持つ。

これがあったらあなたも今すぐエイジングケアを!

エイジングケアをはじめるべきタイミング

年齢とともに以下のような変化に気付いたら、エイジングケアをはじめるべきタイミングかもしれません。

□目元や口元、額のシワ、ほうれい線が目立ってきた
□頬がたるんできた
□毛穴の開きが目立つようになった
□肌がかさついて化粧のりが悪くなってきた
□シミが増えてきた
□化粧品の浸透が悪くなってきた
□輪郭がぼやけてきた
□顔色がさえない
□ファンデーションで色むらや毛穴が隠せなくなった

毎日のスキンケアではじめるエイジングケア

加齢による変化をやわらげ、肌本来の若々しさを保つため、普段からエイジングケアを意識したスキンケアを行うことが大切です。エイジングケアに効果的なスキンケアについて解説します。

丁寧なクレンジング

メイク落とし

丁寧なクレンジングはスキンケアを行う上で重要なポイントです。メイクや汚れをしっかりと取り除き、化粧品に含まれる有用成分の浸透率を高めましょう。

クレンジング剤には、洗浄力の高い順にオイル、バーム、リキッド、クレンジングシート、ジェル、クリーム、ミルクなどがあります。種類ごとに洗浄力や使用方法が異なるため、肌質やメイクの濃さに合わせて選びましょう。

クレンジングでは、肌のうるおいを保ちながらメイクを優しく落とすことがポイントです。なるべく肌への負担が少ないクレンジング剤を使用しましょう。

クレンジング剤を塗布する順は、皮脂量の多いTゾーンからにするとよいでしょう。次に頬などのUゾーンに塗布し、最後に皮膚の薄い目元や口元に伸ばしましょう。擦らずに優しく手のひらや指の腹でなじませ、素早く洗い流します。

洗い流す際のお湯の温度は30〜33℃が適温です。熱過ぎるお湯で洗浄すると皮脂を取り過ぎてしまい乾燥の原因になるため、注意が必要です。

十分な保湿

メイクや汚れをしっかりと落としたら、十分な保湿を行い肌にうるおいを閉じ込めましょう。化粧水や乳液など保湿剤にはさまざまな成分がありますが、エイジングケアでは肌のバリア機能を高める「セラミド」や、うるおいやハリを保つ「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」配合のものを選ぶとよいでしょう。

まずは化粧水で肌にうるおいを与えます。水分を与えて肌を滑らかにすることで、後に使用する乳液や美容液の浸透率を高めることができます。

化粧水は、コットンや手のひらを使って顔全体にむらなく浸透させます。コットンを使用する場合には、化粧水を500円玉よりも少し大きめにたっぷりとコットンに取ります。乾燥しやすい頬から額、目元、鼻、口元、フェイスライン、首の順に、下から上に向かってなじませましょう。

手のひらでなじませる際には、500円玉大の化粧水を手に取り、両手になじませて同じ順番で顔全体になじませていきます。力加減は「心地よい」と感じる程度に留め、顔全体を軽く引き上げるような意識でなじませることがポイントです。

化粧水をなじませた後は乳液を使用しましょう。化粧水でうるおいを与えた肌に乳液を付けることで、乾燥によって乱れやすい肌の状態をさらに整え、うるおいが逃げないよう保護してくれます。

乳液も化粧水と同様の量や順番で、コットンや手のひらで顔全体になじませます。首まで塗布する場合には、量を調整してください。

セルフマッサージ

セルフマッサージ

さらに、セルフマッサージを取り入れることもおすすめです。マッサージによって血行を促進することで、肌の新陳代謝を促す効果が期待できます。また、たるみの予防やむくみの改善にも効果的です。

セルフマッサージを行う際は乳液などの保湿剤を付け、摩擦によって肌表面を傷つけないようにして行うことがポイントです。力を入れ過ぎず、指の腹全体や手のひらを使って顔全体を優しく包むようにして行うようにしましょう。

保湿剤を付けて滑りを良くしたら、顔の中心から外側、下から上方向に向かって指を動かしましょう。頬や鼻下からこめかみ、あご下から耳のつけ根あたりまでと、部位ごとに細かく分けて行うとよいでしょう。

あまり長時間マッサージを行うと肌に負担になってしまうことがあるため、短時間で行うこともポイントです。入浴時や洗顔後のスキンケアの際などに手早く行うようにしましょう。

20代におすすめのエイジングケア治療

エイジングケアでは、スキンケアのほか美容医療も効果的です。しかし、20代と30代では肌の状態も大きく異なります。ここでは20代におすすめのエイジングケア治療を紹介します。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、酸性の薬液を肌に塗布することで古い角質や蓄積した汚れを取り除く治療法です。

20代の方のなかには、ニキビにお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。ケミカルピーリングはニキビの原因となる毛穴の詰まりや汚れを取り除き、皮脂の排出がスムーズになって、ニキビのほかニキビ跡の改善や予防に効果が期待できます。肌本来の新陳代謝を促すことで、くすみや毛穴の開きなどにも効果的です。

当クリニックでは、ニキビやニキビ跡、クマ、くすみなどに効果的な「サリチル酸マクロゴールピーリング」、シミの改善やハリ、ツヤ感アップに効果的な「ラクトピーリング」、ニキビや毛穴の改善のほか、ハリや弾力のアップにも効果的な「コラーゲンピール(マッサージピール)」をご提供しています。

ケミカルピーリングは全顔一回当たり12,000円、コラーゲンピールは顔、首、両手、背中一回当たり13,000円でご提供しております。

毛穴の汚れや肌表面のごわつきなどは一回でも効果を実感できることもありますが、ニキビの改善や弾力アップを目的とする場合には複数回の施術が必要になるケースもあります。2〜4週間に1回、合計6回程施術を受けることをおすすめします。

プラセンタ注射

プラセンタ注射は、ヒトの胎盤から抽出した有効成分を注射で投与する治療法です。プラセンタ注射で使用するエキスには、細胞を活性化させたり新しい細胞の生成を促したりする作用があります。

これにより、肌を若々しく保ったり、生理不順や更年期障害を改善したりする効果が期待できます。乾燥や小じわ、くすみを防ぎたいという方や、体の中から若々しさを保ちたいという方におすすめです。

当クリニックでは、プラセンタ注射一回当たり700円でご提供しております。最初の1〜2ヶ月は週に1〜2回、その後は1〜2週間で一回程度の間隔で施術を受けることがおすすめです。効果には個人差があるものの、2〜3回程の施術で多くの方に効果を実感していただけます。

白玉点滴

白玉点滴とは、美白効果の期待できる「グルタチオン」を点滴で投与する治療法です。メラニン色素の生成を抑える作用があるため、美白効果だけでなく、シミや肝斑を改善したりハリやツヤ感をアップさせる効果も期待できます。

グルタチオンにはほかにも老化やさまざまな病気の原因になる「活性酸素」を除去する作用もあるため、アレルギーや疲労、ストレスなどの改善にも効果が期待できます。白く若々しい肌を目指したいという方や、健康を保ちたいという方におすすめです。

当クリニックでの白玉点滴は、グルタチオン600mgで一回あたり5,280円、グルタチオン800mgでは一回当たり7,480円でご提供しております。

症状によっては一回の施術でも効果を実感できることがありますが、週に1回もしくは月に2回程度受けていただくことでより高い効果を実感していただけます。

高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴は、高濃度のビタミンCを点滴で投与する治療法です。ビタミンCにはコラーゲンの生成を促す効果や活性酸素を取り除く効果が期待できるほか、メラニン色素の生成を抑制したり、生活習慣病を予防したりと、幅広い効果が期待できます。

ビタミンCは水溶性であるため、サプリメントなどで摂取しても多くは体外に排泄されてしまいす。しかし、点滴で高濃度のビタミンCを投与することで、血中濃度を高めて効果を最大限に発揮することができるのです。

現在、シミやニキビでお悩みの方や、体の中からエイジングケアを行いたいという方にもおすすめの治療法です。

当クリニックでは、高濃度ビタミンC点滴一回当たり16,500円でご提供しております。一回の施術でも疲労回復などの効果が実感できることがありますが、ビタミンCを体に定着させ高い効果を持続させるためには、週に2回、合計6回程度受けていただくことをおすすめします。

30代におすすめのエイジングケア治療

30代になると肌の状態も大きく変化し、シミやくすみ、たるみなどのエイジングサインが出てきやすくなります。ここでは30代におすすめのエイジングケア治療を紹介します。

ハイフ(HIFU)

ハイフとは、特殊な超音波(高密度焦点式超音波:HIFU)を照射することで皮膚の奥深くにある「SMAS筋層」を引き締め、肌全体のリフトアップ効果が期待できる治療法です。

メスを入れずに深い部分にまでアプローチでき、リフトアップ効果だけでなく小じわや肌質の改善にも効果が期待できます。30代に入り、20代の頃よりたるみが気になってきたという方や、ほうれい線、二重あごが目立ってきたという方におすすめです。

当クリニックでは、ハイフ全顔の頬・額(500ショット)で一回当たり初回限定29,800円でご提供しております。比較的即効性が期待できる治療法ですが、たるみや二重あごの改善には3〜6ヶ月に1回、合計5回以上受けていただくことをおすすめします。

NMN点滴

NMN点滴とは、「サーチュイン遺伝子」を活性化させる作用があるニコチンアミドモノヌクレオチド( NMN)を点滴で投与する治療法です。サーチュイン遺伝子は若々しさや健康長寿に大きく関わる遺伝子で、活性化させることで老化予防や病気の予防などに高い効果が期待できます。

美容面では肌のハリや弾力をアップさせる効果などが期待でき、そのほかにも集中力や体力のアップや代謝を高めてさまざまなエイジングサインや不調の予防にも効果が期待できます。

当クリニックのNMN点滴は初回限定1回当たり30,000円でご提供しております。疲労回復やアンチエイジング、健康維持のためには1〜4週間に一回の施術を継続的に受けていただくことをおすすめします。

幹細胞培養上清液(エクソソーム)

幹細胞培養上清液(エクソソーム)治療とは、幹細胞を培養する際に生じる上澄液を点滴や注射で投与する治療法です。幹細胞培養上清液には成長因子やビタミン、ミネラル、アミノ酸などの有効成分が豊富に含まれ、美容やアンチエイジングにさまざまな効果が期待できます。

肌では細胞レベルでの若々しさを保ち、ニキビや肌荒れ、小じわを改善する効果が期待できます。また、毛髪にも効果を発揮し、加齢によって弱くなった毛髪や頭皮の機能を改善してコシのある髪を生成する効果が期待できます。

当クリニックでは、幹細胞培養上清液(エクソソーム)初回限定一回当たり点滴で35,000円、顔への注射では初回限定一回当たり30,000円でご提供しております。

1回の施術でも効果を実感していただけますが、高い効果を持続させたいという場合には2週間〜1ヶ月の頻度で3回以上受けていただくことをおすすめします。

再生医療

再生医療とは、幹細胞を用いて老化や病気によって傷ついた細胞や組織を再生し、機能の回復を目指す治療です。

幹細胞には同じ種類の細胞に増殖する「自己複製能力」とほかの細胞へと変化する「分化能力」があります。この作用により、老化や病気によって欠損したり傷ついたりしている細胞を再生・修復させ、全身の組織を若返らせたり加齢によって現れるエイジングサインを改善したりする効果が期待できます。

いつまでも若々しさを保ちたいという方や、ほかの治療法で改善しなかった不調でお悩みの方にもおすすめです。

再生医療を行うには、厚生労働省の承認が必要です。当クリニックでは「特定認定再生医療等委員会」の承認を受け、再生医療を行う機関として厚生労働省に認可されているため、安心してお受けいただけます。

当クリニックでの再生医療は、基本的に血液検査や脂肪の採取を行った5週間後に一回目の幹細胞投与、その後1〜2ヶ月の間隔を開けて2回目の投与、その後3ヶ月後に3回目の投与、以降は6ヶ月間隔で4回目と5回目の投与を行います。

このほか、通院のスケジュールや投与回数はクリニック医師にご相談ください。

20代、30代のエイジングケアに関するよくあるQA

ここでは20代、30代のエイジングケアに関するよくある質問をまとめました。スキンケアや治療を受ける際の参考にしてください。

Q.20代からエイジングケアをはじめるべき理由は何ですか?

一般的に肌の代謝は20代中頃から低下しはじめると言われています。加えて、最近では10代からメイクする人も増え、メイクによる刺激や過度なクレンジングによる摩擦、乾燥などを招きやすいといえます。

また、私たちは常日頃紫外線や花粉などの外的物質にもさらされており、これらはすべてエイジングサインにつながるのです。今現在20代でエイジングサインがみられていないという場合でも、予防の観点からも早めのエイジングケアを取り入れることをおすすめします。

Q.スキンケアや美容医療のほかにエイジングケアとして有効なものはありますか?

規則正しい生活習慣を整えることが重要です。健康な肌に欠かせないたんぱく質やビタミン、ミネラルなどを含んだバランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠を取るようにしましょう。

また、適度な運動はストレスを解消するほか血行を促進し、肌の正常な代謝を促します。スキンケアや美容医療と合わせてこのような生活習慣を取り入れることで、より若々しく健康な肌を目指すことができるでしょう。