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頑固な手のシミ取りは美容クリニックの「ピコレーザー」がおすすめ。

公開 2023年3月16日
更新 2024年4月21日

頑固な手の甲のシミでも、効果が期待できる治療法があります。ご自身でも、人の目も気になる手のシミは、セルフケアでは限界があります。美容クリニックでピコレーザー治療がおすすめです。

よくあるご質問

手のシミはどうやって治しますか?

シミを改善するために、ハンドクリームやオイルなどで保湿をしっかりと行いましょう。
特に、ヒアルロン酸やセラミドなどの成分が含まれたアイテムの使用がおすすめです。
乾燥によるバリア機能の低下を防ぎ、肌のうるおいをキープすることでシミの予防・改善につながります。

手の甲のシミはレーザーで取れる?

手の頑固なシミは1回のレーザー治療では取れないことも多いのですが、3ヵ月おきに2~3回の治療で薄くなります。 治療後はかさぶたになり、しばらく濃い状態で目立ちますが数週間でかさぶたがはがれて薄くなります。

出来てしまったシミは消えるのか?

出来てしまったシミは消せます。
美容クリニックの治療でキレイにできますが、セルフケアだけでは完全に消せません。
そのため、セルフケアで予防を続けながら、美容クリニックでシミ取り治療も併用して行う必要があります。

手の甲の茶色いしみはなぜできるのですか?

肌は紫外線を浴びてダメージを受けると細胞を保護するために、メラノサイトが活性化します。
メラノサイトが活性化すると、シミのもととなるメラニン色素を生成します。
これが肌の表面に滞留することで、手の甲のシミとして目に見えるようになります。

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MBC・麻布十番 院長
山崎 禮子
監修者

聖マリアンナ医科大学医学部付属病院皮膚科、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院皮膚科にて勤務したのち、医療法人社団奏愛会 おおふな皮膚科など皮膚科クリニックにて研鑽を重ね当クリニックにて勤務。

今江 美緒
今江 美緒
ライター

エステティシャンとして勤務後、看護師に転身。がん専門急性期病院、慢性期病院で勤務後、フリーランス看護師として活動しながらライターとして健康や美容、医療に関する記事執筆を行う。自身が難病の皮膚病「酒さ」を患い完治させた経験を持ち、さらに美容と医療現場での経験から、皮膚疾患への知見や皮膚理論の知識を習得。自身でも歯列矯正、医療脱毛、ヒアルロン酸注射などの美容医療の治療経験を持つ。

手の甲のシミはセルフケアで消せるのか?

手の甲にシミができてしまった場合、セルフケアで消せるのでしょうか。ここでは手のシミの特徴や原因、治療法について解説します。

手のシミの特徴と原因

手のシミの特徴と原因

シミには原因によっていくつか種類がありますが、手の甲では特に「老人性色素斑」と「脂漏性角化症」が多く見られます。

老人性色素斑は主に紫外線が原因でできるシミで、「日光性色素斑」とも呼ばれます。このタイプのシミは紫外線のほか加齢によっても生じやすく、手の甲や顔、腕などにできることもあります。

紫外線を浴びると、炎症から肌を守ろうと皮膚の奥深くに存在する「メラノサイト」から「メラニン色素」が生成されます。メラニン色素は皮膚の色を濃くする特徴があるため、過剰に生成されることでシミの原因になります。

通常、メラニン色素はターンオーバーによって排出されますが、繰り返し紫外線を浴びたり、加齢によってターンオーバーが乱れることで蓄積し、シミとなって残ってしまうことがあります。

老人性色素斑は最初は色が薄く気付きにくいものの、紫外線を浴びることで徐々に色濃くなっていき、ほかの部位と境界線がはっきりとしたシミになり、数が増えることもあります。

脂漏性角化症でも長期間紫外線に当たることで皮膚細胞の遺伝子に異常が起こり、細胞が増殖して皮膚表面に盛り上がるようにしてイボを形成します。

また、異常が起こった角化細胞が増えることにより、肌の表面が盛り上がり、表皮にあるメラニン色素を作るメラノサイトを刺激して、色の濃いシミとなってしまいます。脂漏性角化症では茶色く盛り上がるシミができるため、通常のシミより目立ってしまうことも懸念されます。

手の甲のシミがセルフケアでは限界がある理由

老人性色素斑や脂漏性角化症は、セルフケアで改善することが困難であると言われています。通常、シミの予防には紫外線対策や丁寧なスキンケアが重要です。

老人性色素斑と脂漏性角化症はともに紫外線が大きな原因になるため、できないようにするためには日焼け止めや手袋などを用いて日焼け対策を行う必要があります。また、ターンオーバーを正常に整えるために、ハンドクリームなどを用いて十分に保湿することも重要です。

しかし、一度できてしまったシミはこのようなセルフケアで改善することが困難です。特に手の甲にできるシミは顔にできるものより濃く、盛り上がっていることが多いため、厚くなった角質を取り除き、色素沈着を取り除く治療を行う必要があります。

クリニックでのシミ治療法

手の甲にできるシミはセルフケアで改善することが困難ですが、美容施術によって改善が期待できます。ここでは手の甲のシミに有効な治療法を紹介します。

ピコレーザー

手の甲のシミに有効な治療法の一つに「ピコレーザー」があります。ピコレーザーとは、照射時間が非常に短い(ピコ秒)のレーザーを肌に照射することで、ダメージを最小限にしながらシミの原因となるメラニン色素を破壊する治療法です。

ピコレーザーには「ピコトーニング」「ピコフラクショナル」「スポット照射」の3種類の照射モードがあります。

ピコトーニング

ピコトーニングはシャワーのようにレーザーを照射していく方法で、肌のトーンを上げながら美肌効果を期待することができます。くすみや色素沈着のほか、肝斑の改善にも有効です。

ピコフラクショナル

ピコフラクショナルは、特殊なレンズを用いて約20倍に凝縮したレーザーを、同様にシャワーのように当てていく方法です。肌の奥深くでコラーゲンやエラスチンを生成する「繊維芽細胞」を刺激し、肌が自ら潤い、シミだけでなく小じわを改善する効果も期待できます。

ピコスポット

一方、スポット照射はピコレーザーやピコフラクショナルでは改善が難しい頑固なシミに対応しています。気になるシミに対してピンポイントでレーザーを照射することで、シミだった部分が徐々にかさぶたとなって剥がれ落ち、きれいな肌が表面に出てきます。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルは、IPLと呼ばれる特殊な光線を肌に照射することで、シミ以外にもニキビやニキビ跡、赤ら顔、くすみなど、さまざまな肌悩みにアプローチできる治療法です。

当クリニックで採用している最新の「フォトフェイシャルステラ22」では、さらに一人ひとりの肌悩みに合った光線をオーダーメイドで照射できるようになりました。

6種類の異なる波長フィルターからシミのタイプに合わせたものを選択することで、シミが発生する部位に直接アプローチできるほか、まだ表面に出てきていない「シミ予備軍」にも働きかけます。

ピーリング

ピーリング

ピーリングとは、酸性の薬液を肌に塗ることで、肌表面に溜まった古い角質を浮き上がらせて取り除く治療法です。

ターンオーバーが乱れると、肌表面に本来垢として剥がれ落ちるための汚れが蓄積することがあり、ニキビやシミの原因になります。

ケミカルピーリングは、薬液が皮膚表面の角質層からその下の真皮層まで浸透します。これにより、皮膚表面に溜まった汚れを取り除くだけでなく、ターンオーバーを正常な状態に整えます。

特に美白効果に優れた「ラクトピーリング」は、天然の乳酸成分でできた薬液を肌に塗布することでメラニンの原因となる酵素の働きを抑えます。レーザー治療と併用することで、さらにシミ改善への効果が高まります。

塗り薬

老人性色素斑に対し、「ハイドロキノン」や「トレチノイン」などの塗り薬を用いることもあります。

ハイドロキノンは、麦芽や苺などの天然化合物からつくられた「ヒドロキノン」と呼ばれる主成分でできています。シミの原因となるメラノサイトの働きを抑える効果があり、継続的に使用することで徐々にシミを薄くしたり予防したりする効果が期待できます。

一方、トレチノインは「ビタミンA誘導体」の一種で、乱れたターンオーバーを整える作用がある塗り薬です。肌の奥深くで発生したメラニンを表面に押し出し、色素沈着を改善する効果が期待できます。

ハイドロキノンとトレチノインは単体で使用されることもありますが、皮膚への浸透率を高めるため、併用して用いられることもあります。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーは、脂漏性角化症など盛り上がったシミに効果が期待できる治療法です。水分に反応するレーザーをシミに照射することで、患部の細胞内に含まれる水分が瞬間的に蒸発し、皮膚から削られシミが取り除かれます。

レーザーを照射した周囲の皮膚にはレーザーの熱エネルギーによって「熱凝固作用」が生じるため、出血はほとんどありません。さらに、レーザーの作用は皮膚表面に留まるため、肌の奥深くには影響せず、シミを取り除いた後の回復も早いことが特徴です。

手の甲のシミはピコレーザーがおすすめなワケ

シミにはさまざまな治療法がありますが、結局のところどの治療法がもっとも効果が期待できるのか気になるという方もいらっしゃることでしょう。

手の甲のシミには、ピコレーザーをおすすめします。これは、手の皮膚は顔の皮膚と性質が大きく異なり、外用治療などによる効果が出にくいとされるためです。

手の甲のシミは、塗り薬の外用をしても、肌のターンオーバーがゆっくりなため、顔のように効果的にメラニン色素を排出することに時間がかかると言われています。また、手の甲の皮膚は、その性質として、塗り薬の反応が鈍い部分であるほか、家事や手洗いなので、水分が奪われやすく、有効成分が浸透しにくいとされています。

そのため、手の甲のシミにはまずレーザー治療を行うことが推奨されています。ピコレーザーは濃いシミに対してピンポイントでアプローチできるため、通常の治療での改善が難しい手の甲のシミに有効です。

シミの状態に合わせた治療回数や頻度は経験豊富な医師が適切にアドバイスしますので、まずはお気軽にご相談ください。

ピコレーザーについて詳しく知りたい方は「ピコレーザーはシミ、毛穴、肝斑に効果的」の記事も参考にしてください。

よくあるQA

ここでは手の甲のシミに関する質問を紹介します。

Q.手の甲のシミには、ピコレーザーを何回くらい行えば効果がありますか?

ピコレーザーの効果は、シミの大きさや個数、濃さなどによっても異なります。シミの状態によっては一度の施術でも効果が実感できることがありますが、シミの原因となるメラニン色素の生成を抑えるためにも、複数回の施術を受けることをおすすめします。

Q.手の甲のシミでレーザー治療を受けた後、気を付けることはありますか?

予防と同様、紫外線対策や十分な保湿を行うことが大切です。レーザー治療後の肌は一時的に炎症を起こし、紫外線や乾燥による影響を受けやすくなっています。

万が一紫外線を浴び過ぎてしまった場合には色素沈着を起こす恐れもあるため、日焼け止めや手袋などを使用して紫外線対策を行い、また皮膚の回復や正常なターンオーバーのため、ハンドクリームなどを使用して十分に保湿するようにしましょう。